15星霊合戦と聖霊
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つての友だとしても……所有者
オーナー
が違えば敵同士、主の為に戦うのが星霊」
「たとえ恩のある相手だとしても、主の為なら敵を討つ」
「それが僕たちの……」
「私たちの……」
「「誇りだ(なの)!!!!」」
そう言うと、ロキは両手に獅子の光…アリエスはモコモコとした羊毛を纏い、戦いを始めた。
「あっれ〜? やるんだぁ? ま…これはこれで面白いからよしとするゾ」
「(違う……こんなの、間違ってる……)」
そんなロキとアリエスの戦いを、エンジェルは面白そうに眺め、対照的にルーシィは辛そうな表情を浮かべている。
「う〜ん…さすがに戦闘用星霊のレオじゃ部が悪いか…よーし」
エンジェルはそう言うと、今度は銀色の鍵を取り出す。
「開け、彫刻具座の扉、カエルム」
エンジェルが新たに呼び出したのは、機械のような容姿をした星霊であった。
そしてそのカエルムから発射されたレーザーは……なん味方のアリエスもろとも、ロキを貫いた。
「がっ!」
「いぎっ!」
「あははっ!! うまくいったゾー♪」
「(味方の星霊ごと…)」
エンジェルの非道な行いに、呆然とするルーシィ。
「アリエス…」
「レオ…」
「すまないルーシィ」
「(いい所有者
(オーナー)
に会えたんだね。よかった……)」
「ぐっ!」
「ああっ!」
そして大きなダメージを負ったロキとアリエスは星霊界へと戻っていった。
「見たかしら? これが二体同時開門。んー♪強力なレオはこれでしばらく使えないゾ」
「信じらんない……」
「なにが〜? どうせ星霊なんて死なないんだし、いーじゃない」
「でも痛みはあるんだ…感情だってあるんだ。あんた、それでも星霊魔導士なのっ!!!?」
ルーシィは涙を浮かべながらそう叫ぶと、新たな鍵をとりだすが、キャロ、ルーテシア、ヴィヴィオが止める。
「ルーシィさんは下がってください……」
「後は私達が……」
「引き受けるよ……」
「でも……」
ルーシィは最後まで言えなかった、なぜならキャロ達は涙を流して居たからだ。
「私達は……」
「あなたを………」
「許さないよ!」
「子供が怒っても怖くないゾ」
三人相手でも勝てると笑っているエンジェル。だが、エンジェルは後悔することになるとはキャロ、ルーテシア、ヴィヴィオを除いて誰も知るよしもなかった。
◇
「行くよ、ルーテシアお姉ちゃん!キャロお姉ちゃん!」
「「うん」」
三人は
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