暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-15 紡ぐ未来のその先へ
Story15-1 黒と蒼、対の二刀
[2/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
騎士の第2郡に真っ正面から突入していく。
「ば、ばかっ……」
リーファの呟きが微かに聞こえ、シャオンは3人を確認する。
爆煙の中で上手く見えないが、レコンが飛び上がったのがちらりと見えた。
彼は飛行中に準備していたのであろう風属性の範囲攻撃魔法を正面から守護騎士に浴びせ、切り裂いていく。
威力は高いとは言えないその魔法で騎士たちのHPは僅かに減少し、彼らのターゲットが全てレコンに移った。
レコンは風に翻弄される木の葉のようにふらふらと飛行しながら、危ういところで巨剣をかいくぐり群の後方に抜けた。
騎士たちも急旋回して彼の後を追う。
そこで他の守護騎士たちが反応し、下降を始めた。
その一団も直ぐにレコンを追い回す群へと合流し、白いうねりは倍の大きさに膨れ上がった。
次の瞬間、小さく凝縮して次いで恐ろしいほどの閃光を放つ大爆発を起こした。
全員、その眩しさで思わず目をそむけてしまった。
視界が回復するとともに視界に入ってきたのはガーディアンの壁に向こう側が簡単に見えるほど大きく開いた穴だった。
「レコン…………!
キリト、絶対に行くぞ!!」
「判ってる!!」
しかし……守護騎士たちの作る壁は、自己再生しているかのようにレコンによって開けられた穴を再び修復していた。
「くっそぉっ!!」
シャオンが声をあげ、遅れて飛び込むがやはり白い壁に衝突し通ることは叶わなかった。
さらに追い討ちのようにスタンを課せられる光の矢の詠唱が耳に入ってくる。
ウオォォォォン……
「「!?」」
だが、その詠唱は謎の低い啼き声によって中断された。
シャオンが何かと思いその声を下方向を見るとそこにはおよそ10匹の巨大な飛竜が。
野生のモンスターではなくどうやらケットシーの軍の1つらしい。その証拠に額と胸、長大な両翼に光輝く金属のアーマーが装備されている。さらにその背にまたがるケットシーも真新しい鎧に身を固めている。
驚くことに来たのはケットシーだけではなく、リーファの近くに同じく真新しい装備をしたシルフの軍隊の姿が。その装備はすべて古代級武具に匹敵するものでその数は軽く50は超えている。
そしてさらに驚くことはその軍隊を率いるためシルフ領主のサクヤ、ケットシー領主のアリシャまでもが出陣していたことだ。
「みんな……!!」
「キリト、お前やっぱすげぇよ。
プレイヤー同士の利害を越えたこの状態なら、絶対にいける!!」
ウンディーネのあの邪神狩りパーティやサラマンダーの巻き上げ隊とは正反対。
領主という地位を省みずにしかもリソースの奪い合いを気にせずにキ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ