番外編:もしも…
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
言い捨て、大輔は家族と共に歩いていく。
子供達が現実世界にデジモンが侵攻してきたことを知り、全員が向かった。
大輔「とんだクリスマスだな」
賢「まあ、いいじゃないか。これも思い出だよ」
ルカ「こんなクリスマスが何度あっても困りますが?」
ユーノ「まあまあ」
満面の笑顔で賢の発言にツッコミを入れるルカ。
なのは「まだ時間あるよね?」
フェイト「うん」
はやて「よーし、朝まで飲むで、騒ぐでえ!!」
ティアナ「はやてさん。まるでお酒を飲むおじさんみたいな言い方は止めてよ」
スバル「もっとケーキ食べたーい!!」
わいわい騒ぎながら、パーティー会場に向かおうとする大輔達。
太一「確かにとんだクリスマスイブだったな」
太一が首を竦めた。
ヤマト「ま、これも一乗寺の言う通り思い出だろ」
ヤマトが微笑む。
空「そうね…」
その柔らかい視線を受けたのは、空だった。
自分ではなく。
兄を彼女に取られたと分かった。
一瞬で、しかしこんなのは、ずっと覚悟して来たことだ。
タケル「お兄ちゃん、モテるからねえ。むしろ今まで彼女いなかったことのが不思議なんじゃない?」
アリサ「確かに顔はいいけどね。ヘタレだけど」
ルーテシア「言い過ぎですよ〜」
タケル「ふうん…そう、よかったね、おめでとう。(そりゃ弟どころじゃないよねえ。新しく守るものが出来たから、古くなって使い物にならない玩具はもういらないってわけで。今度は空さんに存在意義を求めるの?上手くいくといいね)」
大輔「…何だ、付き合うことにしたんですか?」
ヤマト「ん?ああ、今日からな。」
ブイモン[へええ…太一ご愁傷さん。安らかに眠れ]
太一「うるせえ!!というか笑いながら言うことか!!」
チビモン[何回やっても何回やっても、ヤーマートーにーは敵わーないよー。気づいた時には既に空の心はヤマトに、決意した時には既に手遅れになったよ。イメーチェーンしたけれど恋人になられちゃ意味がない!!]
太一「うるせええええええええええええええええええええ!!どっかで聞いたような歌を改造して歌うなああああああ!!」
太一の怒声に全員が爆笑した。
あの大輔ですら忍び笑いをしている。
タケル「(幸せにね。僕は強いから大丈夫。あの頃のお兄ちゃんと同じ歳だし、一人でも大丈夫だよ。仕方ないよ。もう…お兄ちゃんには僕は必要ないんだ)」
大輔はタケルを見遣る。
呆れ果てたような顔。
タケルはそれを見た瞬間、叫びそうになるが、理性を総動員して抑える。
恵ま
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ