第十七話 南雲大尉!ハンドボールやってる!?その八
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「王さんね」
「ああ、そうだよな」
「一本足打法でな」
「作者あの日本シリーズのホームラン覚えてるからな」
「昭和四十六年のな」
「山田久志さんから打ったね」
第三戦のことだ、九回裏に逆転サヨナラスリーランを打ち忌々しい巨人九連覇のうちの七度目を果たすことを決定付けたアーチだった。
「あれよね」
「そうだよ、作者その時生まれてないけれどな」
「それでも覚えてるんだよな」
「あのホームランな」
「ずっとな」
過去の映像で観てだ。
「まあとにかくな」
「野球もいいよな」
「そうそう、シリーズもな」
「近いよな」
「ええ、阪神とソフトバンクのね」
秋だ、秋と言えば野球もクライマックスだ。
「もうすぐよ」
「そうか、じゃあな」
「次の話じゃシリーズのこと書くかもな、作者」
「シリーズでも夏とかにやりそうだけれどな」
「そうなるかもな」
「そうかもね、この作品の世界ってね」
それこそである。
「季節いい加減だから」
「秋になったり春になったりな」
「季節の逆行常だからな」
「この前夏だっただろ」
「冬だったこともあるぜ」
実にいい加減である。
「今は運動会やっててもな」
「次の話だとお花見とかあるからな」
「それで一気にスキーとかやったりな」
「プールで泳いだりとか」
「ごく普通にある作品世界なんだよ、この世界」
「まあね、だから夏にシリーズでもね」
この作品においてはだ。
「普通よ」
「だよな」
「まあ今はな」
「こうして運動会やってるからな」
「そっちに専念するか」
「そうしようか」
こう話されるのだった、そして。
その中でだ、二人も競技に出てこの時は正々堂々とスポーツをして爽やかな汗を流した。だがその運動会の後で。
悪田部がだ、自身の事務所に来た彼にこう言ったのだった。
「私は全話登場する」
「ああ、だからですか」
「運動会から強引に場面転換したんですか」
「そうなんですね」
「また急に変わったって思ったら」
「そうだ、私が変えさせた」
それも強引にだ。
「出番がないと人気が出ない」
「はい、それは本当に」
「その通りですよ」
「そうだ、出番がないとだ」
それだけなのだ、作品においては。
「人気がなくなる」
「ですよね、男塾のあの二人なんて」
「実況解説役のあの二人」
いつも闘い前は出ようとして真打に止められ以後騒いでばかりの実況役となる。尚その予想が当たることはない。
「あの二人が注目されてたのもですよ」
「出番あったからですよ」
「あの二人出番は滅茶苦茶ありましたから」
「いつも出てましたからね」
「いや、登場は多かったですね」
「あまり戦ってなかったですけれど」
最早その時の方がレアな程だった
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ