暁 〜小説投稿サイト〜
『ひとつ』
『愛の証』

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本当の正解ってのは、間違わなきゃ出なかったりするでしょ?

本当の喜びってのは、哀しみを知ってなきゃ解らなかったりするでしょ?

君達が居て、アナタ達が居て、僕が居て、そして初めて解ることがあるように...

楽しく笑い合った日も、哀しく泣き明かした日も、喜びを分け合った日も、悔しさ噛み締め怒りを分け合った日も...

ぜんぶぜんぶ、丸ごと僕達の愛の証。
愛しくて愛しくて抱き締めてたい。
手放してしまうと生きてけない程の日々。

誉められた過去なんか少しも無い。
だからほら、誉められたりなんかしたら困るんだ。
君達みたいに僕は綺麗じゃ無いから、みっともない八つ当たりもしたよね。
今なら素直にごめんねって言えるのにね...

パトカーに追われフェリー通りを瓦町駅迄突っ切って、あの頃は怖いものなんか無くて、其れでも君達を失うことは怖かったんだ。

そんなこと恥ずかしくて言えなかったけど...

何処でもたむろって馬鹿やって、警察おちょくって、其れが楽しかったなんて、今の僕達が過去の僕達を見たら呆れて笑えないかな...

ぜんぶぜんぶ、丸ごと僕達の愛の証。
愛しくて愛しくて抱き締めてたい。
手放してしまうと生きてけない程の日々。


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