番外36話『仲間の力』
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一帯への攻撃。遠巻きに見ている群衆が、風圧に吹き飛ばされ、衝撃に弾かれて、急激にあがる光に目を焼かれて悶絶する。十分に距離を置いてあっても被害が出る。それほどの、ルフィたちによる本気の攻撃。
爆炎、爆煙、爆宴。
「……」
これで決まってもおかしくはない威力があった。それなのに、数人の表情は厳しいソレ。果して、その理由が煙が晴れる前に判明する。
「数珠掛――」
まるで水を落とすかのようなそっとした声が小さく、だが確実に彼らの耳に届いた。
「全員さがれっ!」
「――若葉瓦正拳!」
ゾロの反射的な叫びは、けれど誰も間に合わなかった。
最前線にいたチョッパーとサンジが突如とした空気の爆発になすすべなく吹き飛ばされた。空中へと打ちあがった彼らを心配する余裕はなく、先ほどは彼らの前方にあったはずの声が、いきなり背後に。
「若葉瓦正拳!」
最後尾にいたロビンとソゲキングが次の餌食として空へ打ち上げられた。
「JET鞭!」
次いで動こうとしたハントへと、ルフィの高速の蹴り。だが、もうハントには通じない。その蹴りをハントは掴んで「流石にさっきのは効いた」と誰に言うでもなく、呟きながらルフィの足を離して、残った一同と対峙する。
既に空から地に堕ちて動けないのはチョッパー、サンジ、ロビン、ソゲキング。今も尚無傷でハントと対峙するのはルフィ、ゾロ、フランキー、ナミの……たったの4人。
「……なるほど、こいつぁとんでもねぇな」
「な、なんで今の受けて動けるのよアンタは」
今のはハントも流石に回避しきれなかった。その証拠に彼の体からはところどころ怪我が見られる。けれど、ハントは揺らがない。じっと4人を見つめて、またそっと魚人空手の構えをとりながら、ナミの言葉に答える。
「流石に斬撃とよくわからないフランキーの空気の砲弾は避けたんだけどな……あれは結構危なそうだったから」
「さ、避けたって言っても分身のを含めたら5人分もあるのに!」
「避けられる、あんな真っ直ぐなだけで中途半端な速度なら」
「っ」
屈辱的な言葉に、ゾロとフランキーが悔しげに唇を歪めて、けれどその瞬間にはまた戦闘が再開。
「三刀流、豹琴玉!」
ずっと足に力を蓄えていたらしい。回転を加えた突進で襲い掛かるゾロの3本の刀を、ハントは受けるわけにもいかず横っ飛びにそれを避ける。そこへルフィの「JET銃!」
「ほ」
ハントは首を寝かして、それだけでそれを避け、次いでフランキーの「ウエポンズ・左!」と、砲弾が発射された。これも、ハントはその場から横っ飛びでそれを避けながら呟く。
「4千枚瓦――」
「牛鬼 勇爪」
ハントに技をうたせまいというゾロの
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