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妖精の義兄妹の絆
エドラスでの出会い
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「わっ。」
「シャルル!!どこへ!?」
「王都よ!!!!吸収されたギルドの手掛かりは王都にあるハズ!!!!」
シャルルはそう言って走り出す。その横を外の見張りが血相を変えて走り抜いていった。
「妖精狩りだぁぁぁーっ!!!!」

ざわっ

それを聞いてギルドの全員がどよめきだした。
「「!!?」」
「妖精狩り…?」
「そこのネコ!!どこへ行く気だ!!!外はマズイ!!!」
「「え?」」
一体何が起きろうとしているのかタクヤたちにはわからなかった。
唯一わかったのは今がすごく危険な状況だという事だけだった。
「うわあぁーっ!!!!」
「もうこの場所がバレたのか!!?」
「王国の奴等、またオレたちを追って…。」
「王国…。」
「私たちをアースランドに送り込んだ奴等よ。」
それを聞いたハッピーは涙を浮かべた。
「オイラたち…妖精の尻尾の敵なの…?」
ギルドの一角でレビィが何やら大きな機械をいじっていた。
「転送魔法陣はまだなの!!?レビィ!!」
「今やってるわよクソルーシィ!!!」

ゴゴゴゴゴ

「大気が…震え…。」
「来るぞ!!!!」

オオオオオ

タクヤたちが窓の外に目をやると空から一つの影がこちらを目指して飛んできている。
次第に影が近づき、その姿もくっきりしてきた。
「な、なんだアレは…。」

ゴオオオオオ

二本の角を生やし、空を翔ける巨大な翼、全てを薙ぎ払う鋭利な爪、
その姿はまさしくドラゴンのようだ。
「ドラゴン!!?」
タクヤはその姿を見て驚いた。
「妖精狩り…!?何なの!?」
「王国が妖精の尻尾を狙ってる!?何の為に。」
「そんなの決まってるじゃない。」
声をかけてきたのはエドウェンディだった。
「王の命令で全ての魔道士ギルドは廃止された。残ってるのは世界でただ一つ、ここだけだから。」
「え?」
「知らないでナツについてきたの?つまり、私たちは














闇ギルドなのよ。」
「よし!!!!転送魔法陣展開!!!!転送開始!!!!」
すると、ギルドが動き出し地面の中へと入っていった。間一髪のところで怪物の一撃を退けた。
そこに残ったのはただの荒野と巨大な穴だけとなった。
「転送…!?」
怪物の背中に乗っていた一人が軽く舌打ちをする。
「んーー。」

ガシャ ガシャ

そこに一人の男がやってきた。
「んー。本当…逃げ足の速い妖精だねぇ。」
「!シュガーボーイいたのか。」
シュガーボーイと呼ばれた男はあごひげをさすりながら答えた。
「んーおしかったねぇ妖精狩り。けど奴等も転送できる回数は残り少ない。
狩れる日は時間の問題っしょ。それより、例のアニマ計画成功したらしいよ。

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