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妖精の義兄妹の絆
エドラスでの出会い
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ないの!」
そこに現れたのは一人の白髪の少女だった。






「リサーナ…。」
「うそ…。」
彼女の名前はリサーナ。ミラジェーンとエルフマンの妹である。だが、リサーナがここにいるはずがない。
リサーナは二年前に仕事中の事故で死んでいるのだから。
ナツとハッピーは知らないうちに涙が溢れていた。
「「リサーナーー!!!!」」
ナツとハッピーら嬉しさのあまりリサーナに飛びかかった。
「ひっ。」
「こォ〜ラァーー!!」

バキャ

「「はぶぁ。」」
間一髪のところでルーシィが回し蹴りをかまし事態を終息させた。
「おまえいつからそんな獣みてーになったんだ。お?」
「だって…リサーナが生きて…そこに…。」
「いいから座れよ。久々に語り合おうぜ。友達だろ。」
グレイはナツと肩を組みテーブルについた。
「服脱げよグレイ…。」
「な、なんでリサーナがいるんだ…?」
「ミラさんの妹の…。確か亡くなったハズだよね。」
「みんなが逆になってる訳じゃないって事ね。」
「「!?」」
シャルルはそう言ってある方向に指をさした。
「見なさい。」
「ナツ〜おかえりなさーい。」
そうやって手を振っているのはいつもと変わらないミラジェーンであった。
「いつものミラだっ!!」
「ある意味つまらないね。」
「おもしろさはいらねーだろ。」
タクヤのツッコミも決まり、シャルルは別の方向を指さした。
「決定的なのはアレ。」
「あの子、少しおまえに似てね?ウェンディ。」
「そう?」

ボイーン

そこにいたのはウェンディと呼ばれたスタイルのいい女性だった。
「私ーーーーっ!!!?」
「向こうのウェンディは随分そだ…、」

バチィン

全てを言い切る前にエマがどこからか取り出したハリセンでタクヤを思いっきり叩いた。
「え?え?」
「逆じゃなくて違うのよ。









この人たち、私たちの探してるみんなじゃないわ。別人!!!
エドラスに最初からいる人たちよ。」
「何ぃーーーーーっ!!!?」
「ありえない話じゃないわ。パラレルワールドのようなものよ。
エドラスには独自の文化や歴史があり、妖精の尻尾が存在する可能性だって…。」
シャルルが難しい事を簡単に説明してくれた。
「そんな…!!!」
「ここはエドラスに元々あった妖精の尻尾!?」
「じゃあ、オレたちの知ってるみんなはどこにいんだよ!!?」
「知らないわよ!!それをこれから見つけるんでしょ。」
そうだ。タクヤたちはアースランドの妖精の尻尾とマグノリアの人たちを助けに来たのだ。
「なら、これ以上ここにいらんねぇな!!」
「そうね、行くわよ。」
シャルルは近くにいたハッピーとエマの手を引っ張り外を目指した。
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