SAO-HF
聖剣をとりに行く筈が、何故か別世界
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った。
「奥義即ち!天衣無縫!!」
最後の一撃に力を込めて突貫。
青いライトエフェクトが加わり、スカーレット・ボアを引きずりながらその進行方向にあった木に叩きつけた。
スカーレット・ボアはHPを全損させ、硝子の欠片が舞い上がるように消えていった。
「おいおい…今の消え方って……嘘だろ…?」
本来、ALOではモンスターを倒すと光の粒子が拡散するように消えるのだ。
しかし、今のスカーレット・ボアの消え方は過去の…そしてまずあり得る筈の無い消え方をしたのだ。
「…そうだ!ストレージ!」
俺はシステムウインドウを開き、ステータス画面を表示した。
そして俺は更に驚愕する。
PN ken LV142
「142……以外と高いな……じゃねぇよ!
何だよこれ!まんまSAOじゃねぇか!」
そう。ステータスの表記やその他の字並び。
全てがSAO時代のそれと同じなのであった。
「くっそ……こんなことになったのも聖剣のせいだ…」
俺は愚痴を溢しながら取り合えず歩くことにした。
「それにしても…元々はキリトが誘ってきたからこんなことになったのではなかろうか?」
ちょっとした場違いな結論にたどり着いた。
自分でも違うと分かっていながらも言わずにはいられない。
「キリトぉぉぉぉぉ!」
そう言った俺の叫びは森全体にこだました。
その時、後ろの方で草のオブジェが揺れ動き、そちらの方を向けば一人の女性プレイヤーが立っていた。
「ねぇ……今キリトって…言った?」
少女はそう言った。
言い回しからしてキリトと知り合いだと伺える。
アイツもホンとに垂らし込んでるよな…リア充め。
「あ、ああ。
君はキリトをしってるのか?」
俺は取り合えずそう返した。
この時から面倒ごとに巻き込まれていたのだろうと、そう思う始めていた。
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