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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-14 障壁を乗り越えて
Story14-4 互いの気持ち
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から帰ってきてないんだ。

終わってないんだよ、まだ。

アスナが目を醒まさないと、俺の現実は始まらないんだ。

だから、もう少しだけ待っていてくれないかな……?」

キリトの言葉に、リーファは小さく頷き、呟くように言った。


「あたし、お兄ちゃんを待ってるよ。

ちゃんとあたしたちの家に帰ってくる、その時を。

……だから、あたし手伝う。

説明して、アスナさんのことを……なんで、この世界に来たのかを……」


その言葉に、キリトは頷いた。















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
















キリトとリーファが連れ立って、ゲート守護像前の広場に着陸すると、見知った人影がこちらに駆け寄ってくるのが見える。


リーファの隣に立つキリトを見て表情を目まぐるしく変えた彼は最終的に首を傾げた。


「えーと……ど、どうなってるの?」


レコンの問いに、リーファはにっこりと笑いかけながら答える。


「世界樹を攻略するのよ。

キリト君と、あんたと、あたしの3人で」

「そ、そう……って……ええ!?」


リーファは、そう言いながら眼前の巨大な石扉を見上げた。


すると、キリトが何かを思いついたように、顔を見合わせる。


「ユイ、いるか?」


その言葉が終わらないうちに、中空に光の粒が凝集し、ユイが姿を現した。

ユイは両手をがっしと腰に当て、憤慨したように唇を尖らしている。

「もー、遅いです!」

「悪い……ちょっと立てこんでて。

で、何か分かったか?」

「はい。あのガーディアンはステータス的には問題ないのですが、湧出パターンが異常です。
ゲートへの距離に比例して湧出量が増え、最接近時には秒間12体にも達していました」

「個々は大丈夫だが、総量ではフロアボスと何ら変わりはないってことか。
そうなると厄介だな」

「でも、パパのスキルでなら瞬間的突破なら行けるかもしれません。

あれ、パパ、剣はどうしたんですか?」

「あ…………」

「しまった…………」


キリトとリーファは青ざめる。


そんなとき、声が響いた。


「ったく、剣を放り投げんなっての。

あぶねーだろ」

「まぁ、あのシチュエーションだから勘弁してあげたら?」

「それもそうだな」

インプの少年と、スプリガンの少女。

間違いなく、シャオンとマリンだ。

「お前、まさか…………シャオンか!?」

「その通り。俺はシャオンだ」

「私はマリン。よろしくね」

「とりあえず、剣、返しとく」

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