空白期 中学編 16 「夏、本番?」
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ぐ取り下げてもらって構わないのだが。でもこの顔を見る限り、この際だからこのまま行っちゃえという感じだ。
「Likeって意味なら結構いる」
「Loveの意味で聞いてるんだよ」
「そっちで答えなかったんだから分かるだろ?」
「まあ……本当にいないの? 好きとまでいかなくても気になってる子とかさ。なのは達って全員可愛いわけだし」
最後のは下手をするとお前の人間性を疑われるぞ。まあ本人達の前で言えるほうではないと分かっているが。感想を聞かれたら恥ずかしそうにしながら「うん……似合ってると思うよ」と言う。それがユーノという人間のはずだ。
「それはまあ認めるが……というか、よくなのは達って言葉使ったな。お前、なのはに気が合ったんじゃないのか?」
「え、あぁ……まあ昔はというか、ショウが思ってるほど強い気持ちがあったわけじゃないんだけどね。言葉で表すなら……好きなタイプだったっていうか」
「ふーん」
「あのさ、こっちは割と恥ずかしいこと言ったんだよ。興味なさげな返事するなら聞かないでほしいんだけど。というか、罰として君も好きなタイプくらい答えるべきなんじゃないかな」
いやいや、別に無理やり答えさせたわけじゃないだろ。お前が素直に答えてくれただけじゃないか。なのに何で俺までカミングアウトしないといけない。
直後、背後から「お待たせ〜」と声が聞こえた。
振り返ってみると、そこには水着姿の仲良し5人組が立っていた。
なのははいつもどおりサイドポニーでピンクのビキニ、フェイトも普段どおりの髪型で黒のビキニを着ている。視線を合わせる前からどことなく恥ずかしそうにしているが、だったら上着くらい着てもらいたい。こちらとしても顔を向けていいものか迷ってしまう。
はやては短髪なので髪型については言わなくても分かるだろう。水着は水色のビキニだ。アリサの水着は赤となかなかに目立つ。とはいえ、彼女のプロポーションは非の打ち所がなく、また彼女も堂々としているので実に映えて見える。
すずかは長い髪を動きやすいようにポニーテールにまとめており、水着は白のビキニタイプだ。5人の中でも最も発育が進んでいるだけに、破壊力抜群である。女性は男性の視線にほぼ確実に気づくと聞くので、にこやかに笑っている顔の下では何を考えているか分からない。
しかし、俺だけでなく男なら誰だって見てしまうものだろう。ビキニを着た異性が目の前にいるならば。
これまでに彼女達とは何度か海やプールに行ったことがあるし、私用の水着は見たことがある。だがある意味それを見ているからこそ、今回の破壊力が増している気がしてならない。前に見たことがあるのは、ワンピース型のようなものばかりで今回よりも肌の露出が少なかったし。
「ショウくん、あんまじっと見られるとわたしらも恥ずかし
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