第百二十六話 提案
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一度八神家に戻ってきた子供達。
ヴィータ「見つかったのか?」
ヴィータの問いにルカは首を横に振る。
ルカ「すみません、見つかったのですが、バルバモンというデジモンに…不覚をとりました」
シャマル「そんな…」
スバル「ねえ、何とかバルバモンの反応を探せない?」
ギンガ「クロアグモン、ダスクモン。分からない?」
スバルとギンガが、選ばれしデジモン達の中で、探知能力の優れたダスクモンとクロアグモンを見つめる。
クロアグモン[…チッ、どうやったのか分からんが、奴の膨大なエネルギーが消えている。]
ダスクモン[……無理だ。俺もバルバモンのエネルギーを感知出来ん]
クロアグモンとダスクモンの探知能力を持ってしてもバルバモンのエネルギー反応を見つけることはかなわない。
それを聞いたルカは全員にある提案をする。
ルカ「…皆さん。はやてさんが闇の書の主であること、そして守護騎士の方達を母さん達に会わせてみてはどうでしょう?」
全員【は?】
大輔達も守護騎士達も、全員がルカの提案に目を見開いた。
賢「理由を聞いてもいいかな?」
賢の問いにルカは頷くと、口を開いた。
ルカ「今は何の問題もありませんが、いずれバルバモンが闇の書で何かを起こすでしょう。その時、闇の書の主であるはやてさんに何かが起きないとも限りません」
フェイト「確かに。でも…」
なのは「リンディさん達を信じていないわけじゃないんだけど…。もしかしたらはやてちゃん、拘束されちゃうんじゃ…」
フェイトとなのはが不安そうに呟く。
ヴィータ「拘束!!?だったら駄目だ!!」
それを聞いたヴィータが首を横に振る。
ルカ「落ち着いて下さいヴィータさん。そこら辺は大丈夫だと思いますよ。母さん達はあのヴァンデモンの件を知っています。いくら何でもミッドチルダを救った英雄の一人であるはやてさんを拘束はしないと思います…多分しばらく軟禁みたいなことはされるでしょうが…少なくても個人のプライバシーは守られるはずです。それにあの仮面の男の発言を考えれば、僕達と一緒にいた方が遥かに安全ですし。こうした方が印象も良くなるはずですよ。」
ザフィーラ「仮面の男?」
ザフィーラの疑問に、ルカではなくギルモンが答える。
ギルモン[あいつら、はやてを闇の書ごと封印するとか言ってんだ。オラ絶対許さねえぞ!!]
シャマル「はやてちゃんごと闇の書を封印する…!!?」
憤慨するギルモンの口から放たれた“封印”という単語にシャマルは青ざめた。
ルカ「恐らくは、闇の書の被害者でしょう。しかし、いくらどんな理由があっても、はやてさんが罰を受ける必要はない。はやてさんは何も罪を犯してはいないのですから。今な
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