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開封の夢
3部分:第三章
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た。
「書に親しんでいると思えばいいか。それだけでも幸せなことだ」
 今度はこう思うのだった。彼はあまり欲深い男ではなかった。だから夢に見ただけで満足し。そして夢は夢でいいとおもうのであった。
「及第するに越したことはないが」
 続いて科挙のことも思った。

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