4話不動を継ぐ者とNo.後編
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「ぐああぁぁぁぁぁああぁぁ」
遊夜LP1900→1600
「ターンエンド!」
No.20蟻岩土ブリリアント伏せ1
俺はこのデュエルを諦めたような目をしていた。
「(俺のデッキにはナンバーズはいない………俺じゃあ父さんのようには……シグナーに選ばれていない俺には……)」
このデュエルにはもう勝てないとあきらめてる……その時だった。
「遊夜あれ!」
咲夜姉が何かに気づき俺が空をみると一匹の赤い龍が空を飛んでいた。
「赤き竜?!」
『諦めるのか?』
「え?」
父さん………不動遊星の声が聞こえたと思った瞬間、俺は謎の空間にいた。
「ここは………確か、あきらめかけた時に赤き竜が現れてから………そうだ!父さんの声が聞こえたんだ!……で、ここはどこだ?」
「ここは赤き竜が作った精神世界だ」
また、父さんの声が聞こえると今度は目の前に姿を見せる。
「と、父さんなの?」
「ああ、久しぶりだな。遊夜……」
「し、心配したんだよ!と、突然、行方不明になるからし、心配したんだよ!み、みんなどこに居るの!父さん!」
俺は泣くのを我慢している所為か声が震えていた。
「心配させたのはすまない。あの時は仕方なかったんだ。俺達は狙われていた、だから、遊夜と咲夜の前から消えるしか無かったんだ。すまない。みんなの居場所は今は言えない……それよりも……」
「それよりも?」
父さんの雰囲気が少し変わる、確実に怒っていた。
「遊夜、なぜ、このデュエル……あきらめようとしている?」
「……」
俺は黙り込んでしまう
「No.20蟻岩土ブリリアント……ナンバーズはナンバーズでしか倒せない、だから、お前はあきらめようとしている。違うか?」
「そうだよ。父さん。俺にはナンバーズは無い、あれを倒さないとこのデュエルには勝てない……」
「だから、諦めようとした?」
「………(コクリ)」
小さく頷く俺に父さんは俺の頭を撫でる。
「確かにお前にはナンバーズは無い……だが、遊夜、おまえには希望があるだろ?」
「希望………」
希望と呟くと突然俺のエクストラデッキから父さんのエースモンスター『スターダストドラゴン』のカードが飛び出しくる。
「スターダストドラゴン……」
「スターダストドラゴンがお前の希望として輝く。掴み取れ遊夜!」
『スターダストドラゴン』のカードが光、黒いふちのスターダストドラゴンのカードが現れる。
「ありがとう父さん!」
父さんは少しだけ微笑んで消えると俺も現実に戻される。
「これって……」
戻ってすぐに右腕の違和感を感じ見るとそこには赤い竜の顔の痣『ドラゴン・
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