学園生活?
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がある。
「どけー!」男がすぐ近くまで迫ってきた。避ける振りをして男の足に自分の足を引っ掻る。男は見事にバランスを崩し、『どしゃっ!』地面に滑り込むように倒れた。が、すぐ立ち上がる。
「この、ガキ!」かなりキレているようだ。此方に向けてナイフを振り回すが、所詮素人。人を傷つける事になれていない。隙を見て足払いをする。今度は後ろ向けに倒れた。・・・?
「」
「あれ?」動かない。頭を強く打って気絶した様だ。
「すごい!」気がつくと周りに人が集まっていた。中にはクラスメイトも何人かいる。
(しまった!周りの事忘れてた...)
「何事だー!」何人かの警察が走ってきた。皆は警察に注目する。
(...今だ!)
人の群れから抜け出し、近くの路地にはいる。幸い誰にも見られていないようだ。
「ふぅ〜良かっt「良くないと思う」!」横から声を掛けられた。立っていたのは、サラ。
「な、なんだサラか、脅かさないでよ」はぁーとため息をつく。
「ごめんなさい。でも、良くないわ。あの中には、クラスメイトもいたのよ?」
「うっ...」確かにクラスの皆に私が犯人を倒した所を見られた。明日には、全校で話題になるだろう。もっと周りを
見ておけば良かった。
「まぁ、その事は後で考えるとしてもう帰りましょ」空を見ると暗くなりかけていた。
「うん...」
最近私よりサラの方が姉のように感じるんだけど...
ー自宅
買い物ができなかったので有り合わせで作った夕食をたべる。
「はぁ〜」
「ため息ばかりされてたら美味しく感じないんだけど」不満そうに言うサラ。ちなみに【肉】が好きらしい。(今日は、しょうが焼き。
「ごめん…はぁ〜」
明日どんな顔で学校に行くか。それを考えるだけでため息が出てくる。やめろって言われたってムリ。
「学校に行ってから考えれば良いじゃない」
「それもそうだけど、サラは考えたことある?学校でおとなしい女子がナイフを持った男に勝っているのを見て」
「そ、それは…(私なら引くわね)」
「皆引くに決まってるわよ」
私は前世で普段静かな女子が不良女子と喧嘩してたのを見たことがある。あの子は次の日いつもと同じ様に学校来ていたけどこんな気持ちになっていたのだろうか。
「でも、家に引きこもるわけにもいかないでしょ?」
「…」
「皆が皆、姉さんを白い目で見たりしないと思う」
「それは、そうかも知れないけど…」
「うじうじ悩む前に捨て身の努力よ」
「ん?それって葛城さんの名言のパクr「それじゃお風呂先にはいるから(汗」…」逃げたな。
でも、確かにサラの言う通りかもしれない。いつまでも悩んでいたって過去が変わるわけじゃない(1回出来たけど)
明日学校に行って皆に事情を説明しよう!(事情などないけど…)
「ん〜
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