番外32話『銃殺刑』
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に目的地に着いたらロビンだけだけ別扱いを受けるかもしれないし。俺は頭が悪いから想定通りに状況が動くとは思えないし……けど、それでも俺がロビンの側にいる限りは任せろ……っていうのを、もし失敗してルフィたちと合流することになったら伝えておいてくれないか?」
「よし、わかった。ならば君は見ていたまえ。どっちにしろ私たちがロビン奪還を成功させる様子を!」
「ああ……それが一番手っ取り早いもんな。頼んだ」
「うむ、そっちもな」
「ああ!」
ソゲキングと軽く握手をして、ロビンを追いかけるソゲキングの背中を見つめる。
後ろ姿はまるでウソップだなあれ……ん? っていうかあのゴーグルといい恰好といい、髪型といいあれはウソップだろ。
っていうことは、だ。
つまり――
「――双子?」
いや、でも聞いたことないな。ウソップに兄弟がいたなんて。まぁ、また会う機会があったら聞いてみよう。
「……ふぅ」
とりあえずは椅子に座って、隣の車両から聞こえる喧噪に耳を傾ける。
「ロビンちゃん、なにすんだ!」
サンジの焦りの声が聞こえてくる。
うーん、やっぱりダメそうだなぁ。
窓を見つめながら、それを思った。
それから大体10分ぐらいだろうか。もしかしたらもっと短いし、いや、長いのかもしれないけれど。
――やっぱ無理だったか。
俺の前にはロビン。通路を挟んだ隣の席には新しく捕まったフランキーという青髪のリーゼントがいかす海パン男。
正直、ちょっとだけソゲキングたちには期待してたんだけどやっぱりロビンがソゲキングを攻撃したりして、自らこの船に残ろうとするもんだからうまくいかなかった。あとちょっとだったのになぁ。バスターコールっていうのはそんなにロビンの心を拘束するものなのだろうか。
「んで兄ちゃんよぉ、なんでお前はさっき手伝わなかったんだ」
「え、俺? うーん、手伝っても無理だったんじゃないか? さっきの感じだと」
フランキーの問いに答える。
実は全力で耳を傾けてたから大体の状況は察しがついてる。途中まで良かったんだけど、ブルーノっていうやつのドアドアの実の能力で、結局はロビンを連れ戻されてしまった。俺が手伝ってたら……いや、無理だろうなぁ。一人だけ、リーダー格っぽいのが全くもって動いてなかったし。足しか動かせない状況だと流石にあんまり手伝えることもない気がする。
「……ま、おめぇ弱そうだもんな。終わったこと言っても仕方ねぇか」
「いきなりそれ!? ひどくね!?」
え、俺って弱そうなの?
見た目的に?
それは知らなかったんだけど。
っていうか初対面でそれはなかなかにドストレートなんじゃないだろうか。
「さっき全く手伝わなかった腹いせだ」
「
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