ハイスクールD×D 黒龍伝説 6
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ァーリ、お前の夢ははっきりとしたのか?」
「ああ、オレの夢は二つある。同じ方向にそれらがあるが、どっちが近いのか分からないからな。糞爺を殺す、そしてグレートレッドを倒して真なる白龍神皇になることがオレの夢だ!!」
「あんまり変わってねえな。だけど、以前よりも強くなったな、心が」
「そういうお前はどうなんだ?」
「オレか?オレも夢が二つあるな。方向性も、まあ似た様な方向だな。オレは会長の夢を手伝いたい。オレ達の様な弱者に手を差し伸べようとする会長の夢をな。それを達成する為には力が要る。天に居る赤と白を地に引きずり降ろして混沌が天を制してやる」
「赤龍帝と白龍皇を地に引きずり落とすか。おもしろい、いずれ決着を着ける時が来るか」
「ああ、だが、それは今じゃない。邪魔する敵はよりどりみどり。メインディッシュはまだまだ先だ」
「ふっ、違いないな。それに赤龍帝はまだ店に入荷していないからな。あれはまだ育てた方が良い。無論、オレ達もだがな」
「分からないでもない。あいつの成長具合には嫉妬するな。まだ半年も経っていないって言うのに。オレとは方向性が違うとは言え、あそこに辿り着くのにどれだけ時間がかかったことやら。無い無い尽くしで小技で生き残って来たオレには羨ましい」
「ふっ、確かに才能も力も持っていないな。だが、お前は強い。そして強くなり続けるのだろう?」
「当然だ。オレの成長の向きはお前達とは違うからな。大量の手札を組み合わせて戦うのが基本だったしな。禁手で正面からの殴り合いも出来る様になったが、今までのスタイルは捨てられない。オレの手札に強力な札が加わっただけだ。これをどう使っていくかでオレの強さは変わってくる」
「ならばオレも、お前に負けないように手札を増やすとしよう。お前達とは違って才能はあるらしいからな」
「言ってろ。才能が無くても、努力次第でどうにでもなる事を示してやる」
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