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ONE PIECE 〜音姫航海日誌
第1話
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間。

セイラも超人系(パラミシア)カミカミの実の紙人間。

ヘイラは元々あたし達とは比べ物にならない実力の剣の腕を持ってて一族の宝、大業物 撫咲羅(なでざくら)を愛刀としてんだ。

刃は黒刀 乱刃大逆丁字。

像が踏んでも曲がりもしない…その闇をも斬るような綺麗な刃の模様は、全てを断ち切る斬れ味を持つんだが…。

が…それ故の重さも…。

腕力も完成していないヘイラは受け流し、撫でるように断ち切る…柔の技をもってる。

あたし達は既に基礎能力が高い。

だが経験が足りねぇ…。

横からは気持ちよさそうな寝息が聞こえる。

それを子守唄にあたしの意識は闇に包まれた。






……んぁ…。

「あ!起きた?やっと起きたよ〜…もう日は上ってるよ〜?」

「ご飯…出来てる…」

「そうか…ありがとよ…」

体をほぐし、樽に貯めてある水で顔を洗う。

修繕し相当綺麗になったカウンターに三人で座る。

「そう言えば、海賊を狙うって言ってたけど誰を狙うの?」

懐に仕舞ってある手配書を1枚出し、カウンターの上に乗せる。

そこに書いてあるのは。

《大槌のステイガル》

懸賞金 970万ベリー。

DEAD OR ALIVE

MARIME

そこの写真には巨大な槌を肩にかけ、口をへの字に曲げた明らかに巨男と分かる男の写真が写っていた。

「これが…今日の相手…」

「うち…期待…する…」

「こうやって稼いだ金で、海賊船を作ろう」

「いいねっ!それ!」

「賛成…」

「じゃあ!行くぞっ!」

あたしは10本の両刃短剣を足のホルスターに仕舞い、セイラは二丁の銃を腰に仕舞う。

ヘイラは自身の獲物を手に取り三人で肩を並べて、酒場を出る。

通りは、海賊、海賊、海賊…。

一般市民は海賊達が少なくなる夜にかけて少しだけ顔を出す程度だ。

海賊の視線があたしら三人にまるで降り注ぐように突き刺さる。

「全く…鬱陶しい視線だぜ」

「気持ち悪いね…」

「斬っても…いいの?」

ザザザザ。。。

「嬢ちゃん達…お兄さんと楽しいことしようぜぇ?」

「手荷物は預かってやるからよぉ〜」

「ちーっと股開いてくれりゃ〜いいことしてやるぜぇ?」

十数人の海賊達が一斉に取り囲んでくる。

腕に彫られている刺青のドクロマーク…。

口を大きく開け苦しげな表情を醸し出すドクロに牙…犬の耳…。

「狂犬…噛みつきジャッカルか…」

懐の手配書を、数枚めくるとすぐに出てきた。

狂犬 噛みつきジャッカル。

懸賞金1100万ベリー。

口を大きくあけ、でかい犬歯をこれ見よがしに血
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