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エンジョイ夏休み
第26話 私も踊りたい
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 「それでは、お部屋へ案内します。」
 大家さんに案内され、隼人が住む予定の部屋へ向かった。
 「ここじゃよ。」
 扉を開けた
 「うわっ。」
 「広いでしょ。8帖もあってトイレとバスは独立してあるからね。」
 「ありがとうございます。」
 「敷金、礼金、初月の家賃、共益費などはメクルメク王国の名義で既にいただいており、契約は成立しておる。これから、安心して暮らしてくれ。ワシは引き上げるからのう。」
 「大家さん、ありがとうございます。」
 大家は去った。
 「隼人君。」
 「はい。」
 「以下のもの渡しておくわ。まず預金通帳とキャッシュカード。」
 「これは。」
 「就職し、給料を手にするまで。メクルメク王国から支援金が振り込まれるわ。そのお金を下ろすために必要よ。」
 「そうですか。」
 「来月以降、毎月の家賃もこの口座から下ろして、大家さんに必ず渡して。」
 「はい。」
 「次にこれ。」
 「これは。」
 「印鑑よ。必要な手続きを行う時にいるのよ。大事に持っていて。」
 「はい。」
 「これで一旦、私も引き上げるわ。次、夕方、カオルちゃんもお迎えにくるからね。」
 「夕方ですか。」
 「その逞しい体を維持するため、スポーツクラブの会員になっていただき、鍛錬を続けていただくわ。」
 「そうですか。」
 「そう。家具家電、中古品ばかりだけど揃えておいたわ。これで1人暮らしができるはずよ。夕方までゆっくり休んで。」
 「はい。」
 「では、失礼するよ。」
 ジュリアーノも部屋から去った。その後、隼人は夕方までテレビを見ながらゆっくり体を休めた。

 赤塚公園

 「うっ。」
 「ドデッ。」
 「どうして。」
 「あたしたち全然完璧じゃない。」
 「(小言)こんな状況でオーディション突破できるのかしら。」
 「どうしたの、楽しそうに見えないよ。」
 「楽しいよ、本当に。」
 「3人共。」
 「ギクッ。」
 「お休みの間、体力づくりぐらいはしてた。」
 「いいえ。」
 「何にも。」
 「このブランクは、そう簡単に取り戻せないかもね。」
 「何か良い方法無いんでしょうか。」
 「あるにはあるけど覚悟がいるわよ。」
 「覚悟。」
 「そう、こうなったら。」
 「こうなったら。」
 「真夏のダンス合宿で猛特訓よ。」
 「エエーーーーッ。」
 すると、マネージャとナナとレイカの3人がやって来た。
 「マネージャ。」
 「ミユキ、よく言ったわ。後は任せて。」
 「はい。」
 「これから、真夏の合宿を説明するわよ。」
 「はい。」
 「明日、出発で3泊4日の行程で行うからね。この件は、既に保護者の方々に報告済みです。」
 「流石はマネージャ。」
 「
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