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第26話 私も踊りたい
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 高島平警察署

 「隼人君が出て来るわよ。」
 「そうかい。」
 「ウウーーーーン。」
 「隼人君、ご苦労さん。」
 「これはカオルちゃんにジュリアーノさん。着替えや洗面道具などをお届けいただきありがとうございます。」
 「隼人君、よく我慢したでい。」
 「新しい生活が待っているわ。部屋を見つけてきたから、そこへ行きましょう。」
 「はい。」
 「俺は店に戻るでい。後は頼んだぜ、ジュリアーノ。」
 「あいよ。」
 こうして、隼人はジュリアーノの車に乗って、隼人が新たに住まわせる賃貸住宅へ向かったのであった。

 赤塚公園

 「今日、皆に来てもらったのは他でも無いわ。あなたちと一緒にダンスレッスンを受けたいて、言ってる子がいるの。」
 「もしかして、あそこで読書している子。」
 「そうよ。美希ちゃんは最もご存知のはずよ。」
 「エッ、もしかして、麗子。」
 「そう。麗子ちゃん、ここへ来て自己紹介して。」
 「はーーーい。」
 麗子はミユキさんの側へ向かった。そして....
 「私、鳥越高校へ通う蒼乃美希さんのクラスメートで赤木麗子と申します。」
 「麗子ちゃん?」
 「祈里ちゃんはご存知のはずよ。確か、蓮根駅から一緒になって通っている子よ。」
 「はい。」
 「あのーーー、私、初対面なんですけど。」
 「そうだね。ラブちゃん、地元の高校に通っているから分からないよね。お父さん、よく知っているわよ。」
 「エエッ、お父さんが。」
 「ホラッ、普段の平日の朝、美希ちゃんと祈里ちゃんと一緒に地下鉄に乗っているからよ。」
 「そうか。」
 「お初にお目にかかります。あのお父さんの娘で確か、桃園ラブさんですよね。」
 「そうですけど。」
 「ラブさん、これからもよろしくね。」
 「はい、こちらこそ。ラブちゃんで良いのよ。」
 「さあ、レッスン再開しようか。」
 「はい。」
 「これでまた1人増えたね。」
 「4人だから四つ葉のクローバーね。」
 「さあ、やるよ。ダンスって楽しいんだから。ミキタン、ブッキー、麗子ちゃん行くよ。」

 一方

 隼人とジュリアーノは、西高島平駅付近にあります賃貸住宅の駐車場へ到着した。
 「着いたわよ。ここが隼人君の新居地よ。」
 「ここですか。」
 「車から降りて。」
 「はい。」
 隼人とジュリアーノは車から降り、居住予定の賃貸住宅へ入って行った。そして....
 「これはジュリアーノ様、お待ちしておりました。契約したお部屋にお住まいの方はこの方ですか。」
 「そうです。西隼人君です。」
 「西隼人と申します。」
 「それにしても、大柄で逞しい体をしているね。言っておくけど、荒げた動作はしなてでくれよ。」
 「はい。」
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