暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico17親友寄れば難無く苦無く
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拮抗の後、1枚目を粉砕して2枚目に着弾。これなら防ぎきれるって安心したのも束の間、バキン、ガキン、メキメキ、シールドに何か硬い物が連続で当たる音が響いてきた。しかもシールドが次々に破壊されていってる。

「砲撃の中に武器が混じってる!」

なのはちゃんが叫んだ。よく目を凝らすと、シールドを破壊していってるのは砲撃じゃなくて、砲撃に紛れて飛んで来る剣や槍といった武器だった。その武器がフェイトちゃん、なのはちゃんのシールドを全て粉砕。最後は「あたしのシールドも長くは保たないわ!」アリサちゃんのシールドだけ。

「スノーホワイト! アイスミラー・ロングサーペント!」

みんなを後退させてからのアイスミラー7枚の多重シールドを発動。一時撤退をすることに。今は身を隠してやり過ごして、居なくなったところで壁の攻略に挑むことを決めた。急いでアリシアちゃんとアルフの元へ、って駆けだす私たち。

「アリシア、アルフ、一旦、ここから離れ――アリシア、アルフっ!!」

先頭を行っていたフェイトちゃんの悲鳴が通路の角の向こうから聞こえた。一番遅れた私も角を曲がって、「うそ・・・」その光景に呆けるしかなかった。さっきまで私たちの目の前に居た蛇が、こっちの方に移動していた。

「アリシア、アルフ! しっかり!」

「すずか! 治癒魔法! 急いで!」

「私とアリサちゃんで時間を稼ぐ!」

「けどなるべく急いで!」

蛇のすぐ側には床に倒れたアリシアちゃんとアルフの姿が。その2人の名前を必死に呼び続けるフェイトちゃん。なのはちゃんはシューター、アリサちゃんは斬撃で蛇の鼻っ面に攻撃を与えてく。

「スノーホワイト!」

≪承知しておりますわ!≫

私もアリシアちゃんとアルフの側に駆け寄って、「ラウンドガーダー・エクステンド!」ユーノ君直伝の高位結界魔法を発動。防御と肉体・魔力の回復を一緒に行えるすごい魔法だ。フェイトちゃんにも蛇の迎撃を任せようって思って顔を見る。

「あ・・あ・・・!」

「フェイトちゃん・・・?」

フェイトちゃんは私の背後に目を向けていて顔を真っ青にしてた。振り返ると、そこにも蛇が居た。なのはちゃんとアリサちゃんは今も蛇と戦闘中。そう、蛇は移動したんじゃなくて2匹いたんだ。終わりを覚悟した。なのはちゃん達も2匹いたことを確認して顔が青褪めた。

「砲撃が来る! すずか、防御!!」

後ろから来る蛇に向かってフェイトちゃんが駆け出した。今、どうにか出来るのは私とフェイトちゃんだけ。怖気づいてなんていられない。砲撃が口の中の魔法陣から発射されるなら、閉じてしまえばいい。
そう思って氷の茨型のバインド、アイシクルアイヴィを発動しようとしたとこで、「きゃあああああ!」なのはちゃんとアリサちゃんの悲鳴
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