暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico17親友寄れば難無く苦無く
[9/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
中でもトラップに気を付けないといけないからすっごく苦労した。でも救いなのはとても弱くて、しかもスライムっぽい姿だったことで、良心もあんまり痛まなかった。
「あ、みんな、待って」
みんなを呼び止めて壁を見回す。みんなからの「どうしたの?」っていう疑問に、「この辺りに隠し通路があるみたいなんだけど」って答える。マップに描かれたセレネちゃんのデフォルメイラストの吹き出しには、ここに隠し通路♪ってある。みんなで壁を叩いたりしてみるんだけど、なかなか見つけられない。
「スキャンしてもダメなの?」
「この辺りだけダメみたい。何か妙な力に妨害されてるっぽい」
フェイトちゃんに答える。さっきから何度も試しているけど、どうも上手くスキャン出来ない。と、ここで「もしかして・・・」アリシアちゃんがそう言って床に膝を付いて、床と壁の繋ぎ目を見始めた。
「アリシア・・・?」
「セレネとエオスが動物形態で進んだ場合、わたし達の人の目線じゃ気付かないかもしれないし」
さすが観測眼が一番優れてるアリシアちゃん。スクライア一族は遺跡探索のために小動物の姿に変身できるようにしてる。その事をすっかり忘れちゃってた。私たちもアリシアちゃんに倣って繋ぎ目付近を見る。
「あ、あった! ここ! 小さな穴がある!」
「でもどうやって入るわけ? あたし達には変身魔法なんてないわよ」
「どうにか崩さないようにして穴を開けるしか・・・」
下手に崩して遺跡崩落ということにならないようにしないといけない。それを踏まえてみんなで策を練っていると、「なんか来るよ・・・!」アルフが通路の先を睨みつけた。さらに「ヤバい、なんかヤバい!」アルフが怯え始めた。ここで「っ!」私たちも感じ取れた。とんでもない威圧感。明らかに普通じゃない何かが・・・奥に居る。
「さっきの狼なんて目じゃない程の禍々しい何かが近付いて来る・・・!」
アリサちゃんが“フレイムアイズ”を構えた。私もなのはちゃんもフェイトちゃんもデバイスを構えて、アルフはアリシアちゃんを連れて後ろに下がった。そして「来る!」それは姿を見せた。通路半分くらいの大きさを誇る蛇だった。普通の蛇と違うのは、歯が全て剣で出来ていて、上あごと下あごを1本の槍が貫いてる。それに目が8つもある。そんな蛇の口の奥に見たことの無い魔法陣が展開された。
「バルディッシュ! マルチディフェンサー!」
「レイジングハート! エクセリオンシールド!」
「フレイムアイズ! ラウンドシールド!!」
「スノーホワイト! パワーブースト・シールディングフォース!」
みんなの防御魔法すべてを強化する。その直後、蛇の口の奥からどす黒い魔力砲が発射された。最初にフェイトちゃんの多重シールドに着弾。少しの
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ