暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico17親友寄れば難無く苦無く
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すると、いま居るのは第4階層。私たちが入って来た階段で第1から第3までの階層をショートカット出来たことになる。で、私たちの目的――魔力強化の鉱石が在るのは第6階層だから、「――あと、2階層だね」でもここからはもっと気を付けないと。

「第5階層から、殺傷性の高いトラップや強暴生物が増えてくるって書いてある。だから気を引き締めて行かないとね」

「ええ」「「うん」」「おー!」「あいよ」

10分間の休憩を終えて広間を出て、すぐ近くにあった下層へ降りるための階段を使って第5階層へ降りる。細心の注意を払いながらボロボロな階段を二列縦隊で降りつつ、「かなり傷んでる。みんな、気を付けて」後ろを歩くみんなに注意を促した。その直後、「へ?」アリシアちゃんから抜けた声が漏れた。

「どうしたの、アリシア?」

「アリシア。早く進んどくれ。後がつかえてんだ」

最後尾を歩くフェイトちゃんとアルフ(人型モードに変身した)がそう言うと、冷や汗をダラダラ流すアリシアちゃんはそんな2人や私たちを見て首を横に振るばかり。口を開いたかと思えば、「なんか踏んじゃった」ってアリシアちゃんは自分の足元を指差した。
一斉にそっちを見ると、アリシアちゃんの右足が踏んでる足場が他の足場より1cmほど沈んでた。私は「スノーホワイト。コレってもしかして・・・」訊いてみると、≪トラップトリガーですわ、残念ながら≫やっぱりな返答が。

「ちょっ、セレネとエオスのマップにはそんなの書いてなかったわよね!?」

「えっと、そのはずなんだけど・・・」

私たちの現在地とマップを確認するんだけど、この階段にトラップが在るなんて記されてない。う〜ん、セレネちゃんとエオスちゃん、出来ればもうちょっとしっかりと調査してくれると嬉しかったんだけど・・・。とにかくどんなトラップからスキャン。調査の結果、足を退けた瞬間に発動するトラップで、階段が崩れて下層へ真っ逆さまというものだった。

「アリシアちゃんの体重以上の重さの岩を足場に乗せれば大丈夫」

「ちょっと待ってな。あたしがさっきの広間から持ってくるよ」

「お願ね、アルフ」

アルフが階段を上がって戻って行った。確かにあの広場の瓦礫を持って来ることが出来れば、トラップはきっと発動しない。アルフを見送ると、「ごめんなさーい」アリシアちゃんがガックリと肩を落とした。

「気にすることないよ、アリシアちゃん」

「そうだよ、アリシア」

「そうね。元はと言えばあの2人がしっかりとトラップの在り処をマッピングしなかった所為よ」

なのはちゃん、フェイトちゃん、アリサちゃんとアリシアちゃんを慰める。私も「大丈夫だよ」って続いて、「スノーホワイト。記載漏れがあるかもしれないから、これからは10m進む毎にスキャンし
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