暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico17親友寄れば難無く苦無く
[1/12]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
†††Sideすずか†††
管理局のお仕事が休みなのを利用して、私、なのはちゃん、アリサちゃん、フェイトちゃん、アリシアちゃん、アルフの6人で、第15管理世界アネアへとやって来た。次元港を出て、タクシーで郊外まで移動。そこからはセレネちゃんとエオスちゃんに貰ったマップを確認しながら深い森の中を歩く。
「大丈夫、アリシアちゃん?」
「うぅ、なんとか・・・」
一番後ろを歩く私とアリサちゃんの目の前をふらふら歩くアリシアちゃんに声を掛ける。私たちはバリアジャケットを着ているけど、アリシアちゃんはただの私服。一応、私の魔法でアリシアちゃんを魔力で覆っているから外傷は防げるけど、疲労ばかりはどうしようもない。
「貰った地図だとこの辺りに入り口があると思うんだけど・・・」
「すんすん・・・草木の匂いに混じってカビ臭い空気が風に乗って来てる。近いよ」
先頭を歩くフェイトちゃんとアルフが立ち止まって周りを見回した。私とアリサちゃん、アリシアちゃんの隣を歩くなのはちゃんも倣って見回すけど、それらしい入り口はどこにも無いって思うんだけど。“スノーホワイト”に「どう? 入口は近いらしいんだけど・・・」訊いてみる。
≪マップと地形を照らし合わせてみたのですけど、この辺りで間違いないと思いますわ、スズカ≫
探査能力に一番優れてる“スノーホワイト”もこう言っているんだし、遺跡への入り口は確実にこの近くなんだ。分散して周囲を探索していると、「ちょっと休憩〜」アリシアちゃんがフラフラと岩に座った。その瞬間、「にょわぁっ!?」アリシアちゃんの姿が消えた。
「「「アリシア!」」」「「アリシアちゃん!」」
アリシアちゃんの姿が消えた場所へと駆け寄る。そこに在ったのは子供1人がようやく入れるような小さな穴。真っ暗な穴の中から「目が回るぅ〜〜〜!」っていうアリシアちゃんの悲鳴と何かが転がる音が聞こえてきた。
そしてドッシーンと大きな音が聞こえたかと思えば、「いっったぁぁーーーい!」またアリシアちゃんの悲鳴が聞こえてきた。良かった、魔法でアリシアちゃんを護っていて。護ってなかったら、痛い、じゃ済まなかったかもしれない。
「行こう!」
なのはちゃんとフェイトちゃんとアルフが松明代わりの魔力スフィアを創り出して、私たちは急勾配の螺旋階段を急がず焦らず、でも気持ち的に早足で降りて行く。アリサちゃんが「結構深いわね・・・」壁のくぼみにある燭台に火を灯していく。アリサちゃんの言うように2階建ての家よりずっと深い。結局、「やっと着いたね・・・」50階建てくらいの階段を降りたような気がする。
「「アリシア!」」
「フェイト、アルフ!」
階段を降り切ってすぐ、通路の壁にもたれかかって体育座りをしてるアリシアちゃんを無事に
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ