マヤさん再び
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西暦2015年世界は滅んだ。
ゼーレと碇ゲンドウの企みにより起こったサード・インパクト。
全ての生命はLCLとなった...
ジオフロント 第二発令場
「みんなのA.T.フィールドが消えていく!」日向君も青葉君も溶けた。
「これが私の追いかけていた答えなの?」真実が知りたくて必死に勉強してきてやっと見つけた答え。
それは、人類の滅亡だった。
「!?」ふとコンソールを叩いていた自分の指が軽くなる。自分の指の上に誰かの指が添えられていた。
「先輩!」後ろを振り向くと先輩がいた。私は思わず先輩に抱きついた。
「先輩...先輩先輩...センパイ!・・・(パシャ!)」そうして私も溶けた。
はずだった。
「っ!...此処は?」気がつくと真っ白な場所にいた。天井も床も壁も分からない白い部屋。
「レイなの?」目の前に制服姿のレイ(リリス?)がいた。いつもと変わらない無表情で私をみている。
「...」レイは、なにも喋らない。でもジッと見つめられるのは良い気分じゃない。
「レイなんで私はこんな所にいるの?私はあの時LCLなったんじゃなかったの?」
「あなたがリリスの元に還ることを拒んだから」やっと、喋ってくれた。
確かにあの時、還りたいとは思わなかったがそれは、葛城さんや先輩も同じだろう。
「でもなんで私だけ...葛城さんや赤木先輩もそうなんじゃないの?」
「葛城三佐や赤木博士の様に、補完される前に亡くなった人達を此処に連れてくる事は、出来ないわ」
「!やっぱり二人とも...」
予想はしていた。葛城さんは、シンジ君を戦自から守るため日向君に発令所を任して出ていったきり帰って来なかった。シンジ君の姿をゲージで確認した時には、葛城さんの姿はなかったからきっとシンジ君を守って...。
先輩だって戻って来た時、少しいや、かなり様子がおかしかった。なんと言うか、目に殺意が宿っていた。私は先輩が碇司令に好意を持っていた事を知っている。MAGIのプロテクトが終わった後先輩が消えたのは、司令との決着をつけるためだろう。きっとそこで自殺したか、あるいは、司令に殺されたか...。
「だからって何で私なの?副司令や日向君、青葉君でも良かったはずよ」
「それは、無理よ。あの世界の終末を変えることができるのは、貴女しかいないもの」
「確かに私には...」
あれは、第拾參使徒・・・
使徒にのっとられた參号機。アスカやレイは3号機の強力な攻撃により、すぐに倒されてしまった。
參3号機の中に自分達と同じ子供のパイロットが乗っていることを知ったシンジは戦うことを拒否した。
しかし、その後すぐ司令の命令により起動した『ダミーシステム』により参パイロットが乗っているプラグごと処理された。
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