暁 〜小説投稿サイト〜
光明の魔導師〜眩き妖精の物語〜
六魔将軍編〜ニルヴァーナを死守せよ!〜
ニルヴァーナ、復活す。
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ねえ!



「フンッ」



矢を掴み、




「せあっ!!」




界法の魔力を惑わせ投擲する。ありえない速度の矢は、的確に相手の足を射抜いていた。



だが、まだ敵は来る。



「死んでも知らねえぞ!てめえらァ!!光皇具現!」


刀のシルエットを模った金色の魔力の塊を両手に持つ。両刃の剣ではなく、片刃の刀。それを二本。俺はそれがやりやすい。



敵陣に突っ込んでいき、舞うように、自由自在に敵を斬っていく。急所は外してあるので戦闘不能になる程度だが。



「残り10人!!」



そこで俺は急ブレーキをかけ、手を縦に振る。すると、一瞬で魔法陣が出来上がる。方向、よし。



「魔障波・壱式!!」



広範囲の弍式と違い、前方一方向を吹き飛ばす魔法。




ドッガアアァァァァアアア!!!!




闇ギルドの連中を散り散りに吹き飛ばした。



「化猫の宿だって魔導士のギルドだ。てめえらなんかにゃやられねえ。」



その時、突如地鳴りが起きる。




「なんだ?って、黒い光が白い光になってやがる!いつの間に!?」



戦ってる最中か!くそ、ウェンディ達が心配だ!



魔法を使いウェンディ達のところへ着いた頃には、地震はさらに大きくなっていた。まずいな、こりゃ。



「ウェンディ!無事だったか!」



「フーガ!大丈夫だったの!?」



「ケガはなさそうね、良かったわ。」



「話は後だ!シャルル、ウェンディをつかんで上に逃げろ!何かが来る!」



「分かったわ!」



「え…え??」



そして俺も飛ぶ。だが、飛んだと同時だった。




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!




「なんだよ……これァ…」



俺たちのいたところから、巨大な石の柱のようなものが出てきた。



そして一瞬遅れて、白い光の柱が爆発し、中から巨大な都市が出てきた。どうやらこの石の柱はあの都市の足か!!まるでタコみてえだ…


「1、2、3………全部で6本か。くそ、でけえな。」




「これが……ニルヴァーナ……」



しかもこの都市、ドシンドシンと動いてやがる。どこへ向かうつもりだ?



「とりあえずあそこへ降りましょう。みんなもいるかもしれないわ!」



「そうだな。」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「しっかし、ニルヴァーナってのはこんな廃墟の塊だったんだな、知らなかったわ。」




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