監督は誰だ!
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」
俺たちはそうおじさんに怒られ外に放り出された。
「駄目だったな、円堂」
「いや!まだ諦めねぇ!明日リベンジだ!」
「しゃーない、俺も明日付き合うよ」
「すまない、俺は明日は…」
「わかってるよ。夕香ちゃんに宜しくな」
俺が豪炎寺にそう話すと
「ああ。ありがとう、俺は今日はもう帰るな」
と話し、来た道を帰って行った。
「俺たちもそろそろ帰るか、円堂」
「そうだな」
俺たちも少し話をした後、家に帰宅した。
ガラガラと戸が開く音が響いた。
「ふぅ、今日も疲れたぜ」
「さっき大介さんの孫が監督になってくれと言いに来た。鬼瓦お前、大介さんの孫に話したな」
「ああ、話したぞ」
「何故話したんだ」
「響木、お前は大介さんの孫から聞いていないのか?」
「何を……?」
「彼奴らが当たる決勝戦の相手……。あの帝国だぜ」
「な、何だと!」
「しかも帝国の監督はあの影山零治だ」
「なっ……!?」
「お前ならあの子達を守れる。そう思って話したんだがな」
「まさか影山、俺たちだけでなくあの子達まで!?」
「可能性は考えられる、大介さんをそうしたようにな」
「何処まで腐った奴なんだ!影山零治!」
翌日
「今日こそリベンジだ!」
そう言って円堂は俺の前をフンガ フンガ と歩いて行く。
今日は俺と円堂だけで雷雷軒のおじさんと話に向かっている。
「着いた、今日こそ監督にならせてやる!」
「監督にならせるっておかしいだろ……」
俺はそう呟きながら雷雷軒に入った。
「また来たか……」
「おう!また来たぜ!今日こそ監督になって貰うぜおじさん!」
「良いだろう」
「くっそぉぉぉ!だから何で駄目なんだよ!………って、えっ?」
「今、良いって言ったぞ、円堂!」
「おっしゃ!これで決勝戦に出れる!」
「誰がタダでと言った?」
「えっ?」
「俺とサッカーで勝負しろ」
「な、元イナズマイレブンと勝負!?」
「俺が蹴ったシュートを円堂、お前が三球とも止めたら監督になろう」
円堂は下を向いたまま、ふるふると震えている。
「どうした怖気付いたか?」
「うおぉ!元イナズマイレブンと勝負なんてワクワクするなぁ!」
円堂は怖気付いた訳ではなく、純粋にワクワクしているだけみたいだ。
俺とおじさんは思った事が同じみたいで、口が揃った。
「サッカーバカめ」 「サッカーバカだな」
円堂は「へへっ!」と笑うと
おじさんが指定した場所、河川敷に俺たちは向かった。
「おじさん!手は抜かなくて良いから
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