10話
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はどうだった?」
「なぜそんなことを聞くの?」
「麦わらのルフィは、海賊王になる男だからな。ロビンを守り戦ってくれる男になると思うぞ、あの一味全てお前のために戦ってくれる・・・俺も含めてな」
「っ!?・・・あ、あなたは」
「俺もワケありな人間で、お尋ね者だからな。情報は入るようにしてある・・・クロコダイルやお前の事もな」
「・・・・・・」
「歴史を知ることは、悪じゃない・・・と俺は思ってるけどな。ルフィがクロコダイルを倒す事が出来たら、あの一味を頼ることも考えてみてくれ」
「・・・・・・あなたは何を知っているの?」
「何も知らないよ、色々な情報を集めた結果だ」
「・・・そう」
「じゃあ、もう行くな・・・また会おう、ニコ・ロビン」
「ええ」
ロビンと別れると、カイトは体を雷に変化させルフィ達の元に向かった。
船に近づいていくと、海中から大きなイルカが現れた。
(あ、ぶつかる・・・)
イルカとぶつかった瞬間、辺りに轟音と稲妻が走った。
(すまん・・・イルカ、これは事故だ)
イルカに詫びながら、呆然としているルフィ達の前に降り立った。
「よう、ルフィ・・・久しぶりだな」
「・・・・・・・・・」
反応のないルフィに向かって
「あれ、もしかして俺の事忘れたか?」
「カ、カイトーー」
「ちゃんと覚えててくれたか・・・反応ないから忘れられたのかと思ったぞ」
「忘れるか」
「本当か、俺を置いて出航しただろ?」
「グランドラインに入れば、会えると思ったんだよ。カイトは賞金首になって逃げ回ってフーシャ村には帰れないって聞いたから」
「誰に聞いた?」
「じぃちゃん」
「・・・あのジジイか、俺は逃げ回ってなんかない」
「そうなのか?カイトは帰らない、だから諦めて海軍に入れって言われてたんだよ」
「本当に迷惑なじいさんだ」
「まぁ会えてよかったな」
「ああ、そうだな」
ルフィとの話が一段落して、周りを見るとまだ固まっていた。
「ルフィの仲間か・・・ん?ビビと・・・ナミか?二人とも久しぶりだな」
(ナミも乗ってたのか、アーロンを倒したから乗ってないと思ったんだが・・・)
「カイト二人の事しって「お兄ちゃん」「カイトさん」・・・うおっ」
急にルフィが二人に突き飛ばされ、ナミとビビがカイトに抱きついてきた。
「わっ・・・ちょ、二人共落ち着け」
「こんなに早く会えると思わなかった、ルフィにお兄ちゃんの事を聞いてもしかしたら会えるかもしれないと思ってたのよ」
「私もこんな所で会えると思いませんでした。それにちゃんと覚えてくれてたんですね」
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