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魔法少女リリカルなのは ~Emperor of the WGOD~
魔法の力、その名は《白虎》
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いるんだろう。ユーノたちの言う念話を使って遠くから話しかけているのだろうか。白虎に聞こうとしたらいつの間にか縁側のほうに着いていたらしく、庭のほうにじいちゃんがいた。その顔はいつも以上に険しい表情を作っていた。自然と稽古の時を思い出し、背筋が伸びて緊張した空気になる。
「......燈嗣、こっちにきなさい。」
「...............。」
じいちゃんが回れ右をして歩き出した。俺は黙ってじいちゃんの後ろ姿を追う。庭を横切り、離れの客室を過ぎるとその先にあるのは毎日夕方になると稽古をつけてもらうために通う俺の家の道場の入り口の前に出る。道場は裏口もあるがそっちを使うのは後片付けの一環の雑巾がけをするときバケツに水を汲みに行くときぐらいだ。ガラガラと引き戸を開け道場の奥に進んでいくじいちゃん。俺は、一度大きく深呼吸して道場に足を踏み入れた。道場はいつもより薄暗くしんと静まりかえっていた。道場の大きさは約400平方メートルくらいで高さが9メートルほどある。奥には竹刀やら木刀、薙刀をはじめ様々な木製の武器が壁にかけられたりしている。その真ん中には真っ赤に染まった甲冑が鈍く輝きを放って飾られている。その3メートルくらい前にじいちゃんと先に待っていたばあちゃんが座っている。俺は二人に残り五歩くらいで目の前にいくであろうところで止まり、その場で正座をする。すると我慢できなくなったのか白虎が
《通夜カヨ、オイ!!重ッ苦シイ雰囲気ダシテンジャネェヨ!》
「.............ヌシは相変わらず空気の読めないやつだのう、白虎よ。レイナが前々より燈嗣には魔法の力について関わらせたくないとは知っていただろう。無論、わしだってできる事なら関わらせとうなかったわ。」
《ダカラッテ関ワッチマッタモンハショウガネェダロ。イツマデモ暗ク考エネェデ前向キニ行コウゼ?》
「こいつ、事情を知っていながらよくもそんなことを.....!!」
辺りの空気にピリピリと緊張が走る。じいちゃんは苛立ちを隠そうとせず、発する言葉にもそれぞれに怒りを乗せている。そんな空気を半ばあきらめたような悲しそうな声でばあちゃんが鎮めた。
「いいのですよ、白虎の言うことは正しいです。なってしまったものは仕方ありません。トモ?あなたはその魔法の、いえ、白虎の力を聞きましたか?」
「...うん、俺の中の魔力を使って白虎は俺に魔法の力を与えてくれる。その時に、白虎の力を使っている間は常に魔力を消費していてその消費量がとんでもなく多いんでしょう?」
「そうです。普通の、大人の魔導士でも一歩間違えればその魔力の原でもあるリンカーコアというものを吸い取られてしまうことだってあります。もし、リンカーコアを失った場合、ほとんどの人が死を迎えることになります......。」
そういうと
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