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牙狼<GARO>―黄金の嵐(かぜ)―
第一章「失われた黄金」
#2、銀-Zero-
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?」
「「へ?」」
『やっぱりな』
「ん?誰だ、この子?」
 突如入ってきた、一見男の子に見える少女。それを見て、慎之介とアンナは呆気に取られた顔を、ザルバはふぅ・・・。とため息をつく。初見であった平次は目を瞬かせながら2人に問いかける。等、様々な反応を取った。
「「「あああああああああああああああああああああああ!!!?」」」
 すでにお気づきであろうが、この少女は八潮ミサトである。まさかの再会に、3人は驚きの叫びを上げたのだった。

―暫くして・・・。

「へぇ〜、そんな事がねぇ」
「あはは・・・」
 ミサトとの一件を話し終え、ミサトとの因果関係を理解した平次はそう言って、慎之介とミサトを見る。アンナは苦笑しながら昼食のパスタを食べていた。
「ま、まさかお前らがここの常連だったなんて驚いたぜ・・・」
「ああ、世の中は狭いんだなって改めて思い知ったよ」
 ジト目で慎之介を見ながら言うミサトに、慎之介は苦笑交じりに答え注文していた昼食のサンドイッチを一齧りする。
「ミサトちゃんだっけ?・・・昨日の事、覚えてるんだろ?」
「・・・まぁな。アレは一体・・・何なんだ?」
『アレはホラー。古より存在する人を喰らう魔獣だ』
「声・・・一体何処から?」
 おそるおそる慎之介に問いかけるミサトにザルバが代わりに答えた。当然、いきなり慎之介とは違う声がしたのでミサトは辺りを見回す。
「お、おい、ザルバ!!人前で喋るなって何度言えば・・・」
『いいじゃねぇか、隠す必要も無いだろ?』
「え!?ゆ、指輪が喋ったぁ!!?」
 カタカタと口を鳴らしながら喋るザルバを見てミサトはびっくりして危うくイスから転げ落ちそうになる。が、何とか持ちこたえた。
「そういや紹介してなかったな。こいつはザルバ、俺の相棒なんだ」
『よろしくな、嬢ちゃん』
「じょ、嬢ちゃんって言うな!オレにはミサトって名前があんだよ!」
『まだお前さんは子供だから嬢ちゃんで十分だ』
「何だとぉ!!!」
「あのー、お二人さん。喧嘩は辞めて貰えませんかね?話が進まないから」
 一触即発なザルバとミサトに割って入るように慎之介がそう言う。ミサトはザルバを一瞥しちぇっと舌打ちをして目を逸らした。
 ひとまず場が収まった事を確認し慎之介はミサトに言う。
「こほん・・・話を元に戻そうか。ミサトちゃん、これから話す事は誰にも喋っちゃいけない。勿論、家族や友達にもね」
「その点に関しては心配しなくていいぜ。どうせ、クラスの奴らはオレの事信用しねぇよ・・・それに家族もいないしな・・・」
「・・・すまない」
 いけない事を言ってしまったな・・・。そう思い、慎之介はミサトに言う。
「別に気にしてなんかいねぇよ。それよりも話してくれねぇか、そのホラーってのと、魔戒騎士だっ
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