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Transform! And we go ahead to the tomorrow…
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ることだけをお伝えしたいと思います。
まず…ミッチさんは勝ちました。
夕日の中で私たちにで勝ったことを伝えてくれたミッチさんは笑顔でした。
多分、あれがミッチさんの本当の顔なんだろうと思いました。
だってあの時のミッチさん、すっごく素敵な笑顔でしたから!
それと、復興イベントも本当は中止になってしまうはずでしたけど、私がプロデューサーさんにワガママを言って、後日に変更という形で落ち着くことになりました。
――それと、全部のことが終わった後に、こんな不思議なことがありました。
***
---そっか、あんたが…
「え?」
光実の無事を知り、安堵の溜息をついていた卯月に、どこからともなく声が聞こえてきた。
最初は幻聴かと思った卯月だったが、目の前に突然林檎の形の光が現れたことで、声が幻聴でないことを知ると同時に、彼女にとって3度目となる常識ブレイクを食らう羽目になってしまった。
やがて林檎の形の光が収束すると、そこから一人の青年が現れる。
その青年の姿に似つかわしくないほどに落ち着いた雰囲気と、気品すら感じさせる純白の衣装に身を包んだ出で立ちは、まるでなにかの童話の王子でも思わせるようだった。
「あんただろ? ミッチを変身させてくれたのって。ありがとうな…って、どうしたんだ、そんな顔して…ってそりゃ驚くよな」
青年が軽く指を鳴らす。
すると、彼の姿は光に包まれ、やがて黄金の髪は黒色に、王子のような衣装は浮世絵風のイラストが施されたパーカーへと変わった。
「よっしゃ、これなら大丈夫だろ!」
「あ、あわわっ。変身しちゃいました!?」
先ほどまでの落ち着いた雰囲気とは一転、黒髪で笑顔を携え、軽快な口調で話す彼は、王子というよりはザックのような気のいいお兄さん、という印象が強く感じられた。
「あー、俺は…なんていやぁいいんだろ?
まぁ、とにかく一言お礼が言っときたくてさ」
「そんな…私、林檎の神様にお礼を言われるようなことなんて…」
卯月の答えがあまりに予想外だったのか、青年は一瞬呆け顔になり、そして腹を抱えて笑い出してしまうのだった。
ひとしきり笑って落ち着いた後、青年は仕切りなおすように咳を払う。
「ミッチのこと、励ましてくれたんだよな。
…あいつ、みんなを守るんだって、すげぇ頑張ったんだぜ?」
「えっ、あっ、は、はい!」
どうしてこの人がミッチさんの名前を…?
それに、どうしてミッチさんの戦いを知っているの…?
卯月は驚きのあまり咄嗟に浮かんだ疑問を口にすることさえ忘れ、青年を見やる。
「あっ、そうだ! あとあんたらのプロデューサーに俺は元気だって伝えといてくれ。随分心配かけちまっ
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