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Transform! And we go ahead to the tomorrow…
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さに気付くことができなかった…。
そして今。お前がこれほどまでに強くなったことにも気付けなかった」
「兄さん…」
「行け。そして…必ず勝って帰ってこい」
「うん! 行ってきます。兄さん」
***
一方の城乃内は、イナゴ怪人と邪武という遥かに格上の敵を2人も相手に、かなりの粘りを見せたものの、既に戦極ドライバーを破壊され、絶体絶命の状況だった。
もはや、城乃内には抵抗は愚か、まともに逃げる余力すら残されてはいなかった。
「くっ…こんなところで!」
「これでもうお前達に戦う術はない」
邪武が城乃内にトドメを刺さんと一歩、一歩とゆっくりと、だが確実に距離を詰めていく。
もはやこれまでかと城乃内が諦めかけたその時、その場に近づく1つの人影があった。
「そうでもないよ。まだ残ってるロックシードはあるんだ」
「お前!?」
「呉島光実…フハハハ!
葛葉紘汰ならともかく、お前ごときではどうすることもできん」
「(またその名前…この人まで…?)」
案内のために同行していた卯月たちは、邪武の口から出た人物の名前に驚きを隠せなかった。
そんな中、光実一人は何かを悟ったような、あるいは覚悟を決めたような表情でロックシードを構える
「…確かにあの人はヒーローだった。でも…もう紘汰さんはいない。
だから僕たちが! ヒーローにならなきゃいけないんだ!! 変身!!」
卯月から返還されたロックシードを開錠し、戦極ドライバーに嵌め込む。
そのフェイスプレートに描かれていたのは、かつて仲間達を破滅へと追いやってしまった龍玄・黄泉のものではなかった。
『ブドウ LOCK ON! ハイー!
ブドウアームズ! 龍・砲・ハッハッハッ!』
アームズが展開し、光実の体が中華風の鎧に包まれていく。
緑の中華衣装に、葡萄の意匠のアームズが身を包んだ、チーム鎧武の2号ライダー。
「あれがミッチさんの変身した姿…」
「…かっこいいじゃん」
アーマードライダー龍玄が、この世界に復活した瞬間だった。
「どこまでも楽しませてくれる…!」
邪武とイナゴ怪人が、獲物を城乃内から龍玄へと変え、武器を構える。
そして、龍玄もまた、それを正面から立ち向かうべく中華拳法の構えで迎え撃つ。
「(頑張ってください! ミッチさん!!)」
***
この後、ミッチさんは悪い人を私達から引き離すために、どこか別の場所へ行ってしまいました。
ミッチさんが一体どんなすごい戦いをしたのか。
そして、このビートライダーズと呼ばれる人達が今までどんな戦いをしていたのかも詳しくは教えてもらえませんでした。
だから、私は私が知ってい
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