第百二十三話 親子の時間
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ヴィヴィオ「なのはママ?」
なのは「え?ああ、うん。何でもないよ。私頑張って作るからね!!」
ヴィヴィオ「うん!!」
幼い母子の会話にユーノは口元を緩ませた。
父親の気持ちとはこういう物なのか。
士郎の気持ちが少しだけ分かった気がする。
本当に少しだが。
ユーノ「なのは、僕も手伝うよ。」
なのは「え?」
ユーノ「僕もヴィヴィオに何かしてあげたいんだ。」
ヴィヴィオの頭に手を置きながら言うユーノになのははコクリと頷いた。
なのは「うん、一緒に作ろう。悔しいけど、私よりユーノ君の方が上手だもん」
ユーノ「え?あ、ははは…」
ちなみに大輔と賢はこの会話を聞いていた。
大輔「確かに自分で言うのも何だけど、料理は俺達の方が上手いよな。」
賢「んー、まあ、普通はフェイト達くらいの年齢の女の子は料理はあまりしないんじゃないかな?それにアリサとすずかはお嬢様だし。アリシアやスバルは中身はともかくまだ5歳だし」
大輔「確かにな。それに料理って結構力を使うから、それもあるんじゃないか?」
賢「しかしそれを言ったらフェイト達の方が戦いに向いてるんじゃないかな?」
大輔「何で?」
賢「女性は血を恐れないそうだよ。だから戦いに向いてるんだという理屈」
大輔「へええ…」
賢「下手したらスバルなんてとんでもない力を秘めているからね。僕達も負けないように鍛練しないと。」
大輔「だよな。キャロやルーテシアなんてジョグレス進化からの進化とは言えあっさりブラックインペリアルドラモンに進化するって言うとんでもないことをやってのけたしな」
賢「大輔、特訓しよう」
大輔「…そうだな」
もしかしたら追い越されるんじゃないかという不安を感じながら大輔と賢はパートナーを連れて退場した。
楽屋裏
大輔「ハクション!!」
フェイト「大輔、大丈夫?」
大輔「大丈夫だと言ってやりたいけど、くしゃみは出るは目がムズムズするはで今の俺は目茶苦茶機嫌が絶不調である自信があるぞ」
フェイト「大変だね、花粉症」
大輔「うぅ…」
フェイトから手渡された花粉症の薬を飲みながら機嫌が悪そうな大輔に苦笑するフェイト。
京「あら、大輔じゃない」
大輔「…………」
機嫌絶不調の時にイライラの種が降臨した。
視界に入らないように視線を逸らす大輔。
京「ちょっとあんた何無視してんのよ!!」
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