11連合軍
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んなんだコイツらは……」
トライメンズを見て、忌々しそうにそう言うグレイ。そこに…
「君たち、その辺にしておきたまえ」
「な…何!? この甘い声!!?」
突然部屋の階段から、甘い声が響いてくる。
「一夜様」
「一夜?」
「久しぶりだね、エルザさん」
「ま…まさかお前が参加しているとは……」
そう言ってエルザは顔を青くしながら階段の先に視線を向ける。そこには……
「会いたかったよマイハニー。あなたの為の一夜でぇす」
頭身が低く、トライメンズの3人とは対極にある顔をした男……一夜=ヴァンダレイ=寿が立っていた。
「一夜様の彼女でしたか、それは大変失礼を…」
「エルザって、あんなのが好みなんの?」
「全力で否定する」
ルーシィとトライメンズの言葉に、顔を真っ青にしながら否定するエルザ。
「片付けろ!!! 遊びに来たんじゃないぞっ!!!」
「「「ヘイ!!! アニキ!!!」」」
「あれ…さっき一夜様≠チて言ってなかった?」
「一貫してないんだよ」
「君たちの事は聞いているよ、エルザさんにルーシィさん、その他……むっ」
「!」
すると、一夜は突然ルーシィの方に顔を向け、鼻をクンクンと動かすと……
「いい香り(パルファム)だ」
謎のポーズと共にそう言い放った。
「キモいんですけど……」
「スマン…私もこいつは苦手なんだ。すごい魔導士ではあるんだが」
そんな一夜に対し、全身に鳥肌を立たせるルーシィ。
「青い天馬のクソイケメンども、あまりうちの姫様方にちょっかい出さねーでくれねーか?」
そう言ってトライメンズと一夜を威嚇するように睨み付けるグレイだが……
「あ、帰っていいよ男は」
「「「お疲れさまっしたー」」」
「オイオイ!! こんな色モンよこしやがって、やる気あんのかよ」
「ためしてみるか?」
「僕たちは強いよ」
「おいレン、イヴ、やめろって」
「ケンカか!!! まぜてくれーー!!!」
「あんたは復活と同時に話をややこしくするなっ!!!」
一触即発の雰囲気になる妖精の尻尾と青い天馬
「やめないか、お前たち」
見かねたエルザが止めに入ろうとするが……
「エルザさん、相変わらず素敵な香りだね」
ぞわっ!!
「近寄るなっ!!!!」
「メエーーーン!!!」
誰よりも早く……一夜を殴り飛ばしてしまった。
そして奇妙な悲鳴を上げながら入り口の方へと飛ばされた一夜は、新たな来訪者によって受け止められた。
「こりゃあ、随分ご丁寧なあ
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