番外編:パラレルワールドに行きます 〜その三〜
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
訳なんざ、いらねえんだよ。俺がカッ消す予定だった奴を消そうとした罪はでけえぞ。いい加減、てめえとの付き合いも飽きたんだ。ここで消させてもらう」
「それはこっちのセリフだ!」
そうして、二人は殺気をまき散らし始め、今殺し合いが始まろうとした時だった。突如として、体を焼くようなに熱さが“イッセー”に襲い掛かる。急に苦しみ始めた“イッセー”にT・シドーも訳が分からずに見つめる事しか出来ない。そして黒歌は忘れていたとばかりに、あ! と声を上げる。ようやく、苦しみから逃れたらしいイッセーが顔を上げる。
その顔はどういう理屈か髪が背中にかかるまで長く伸びており。顔全体の輪郭も少し、丸みが出て女性らしさが強調され。唇もふっくらとしており目つきもほんの少しだけだが柔らかくなっていた。そして極め付けが絶世美女とも言えるプロポーション。スラリとしたスレンダーな体つきに似合わず、出るところはしっかりと出て、へこむところはへこんでいる体型。そう、彼はまた―――女になったのだ。
((((姉御の再臨じゃああああああっ!!))))
イッセーは自らの精神世界からそんな声が聞こえてくるのを茫然としながら聞いていた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ