機動戦士ガンダムSEED編
第8話
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思ってもみなかった…くそっ、どうする……?
ドンッ!!!
急に強い衝撃がコックピット内を襲う。モニターで確認すると何があったのかスラスターの片方で爆発が起こり出力が大幅に落ちてしまっていた。
チィ、ブリッツの攻撃に当たっちまったか!…クッ!
その時、まるでこの時を待っていたと言わんばかりのタイミングでバスターよりミサイルの雨が降り注ぐ。
「このっ!!」
すぐさま後方に移動しながら突撃機銃でミサイルを撃ち落としていくが、左から鋭利な何かがジン目掛けて射出された。
あれはランサーダートか、だが…
「そう何度も同じ手は食うか!」
そう叫び、オレはジンのスラスターを使ってギリギリで避け、ランサーダートが射出されてきた方向へ猛スピードで突っ込みながら突撃機銃を乱射する。
突撃機銃から発射された弾丸は何もない筈の場所でまるで何かに当たったかのように火花を散らす。
「そこか!!」
火花が起こった場所へ再度突撃機銃で銃撃を行う。すると今回は耐えきれないと判断したのか、その何もなかった場所から徐々に黒主体の装甲を持ったMSブリッツが現れる。姿を現したということはミラージュコロイドを切り、PS装甲を展開したということで弾丸は全てその装甲を傷つけることなく弾かれてしまう。
ブリッツがこちらへ仕掛けてくる前にこちらから攻撃しようと腰に引っ掛けてあった重斬刀に手をかけようとした。
だが、戦闘は結局そこで終わることになった。アークエンジェルのいる方角より信号弾を確認したからだ。内容は撤収しろというものだった。ムウの奇襲が無事成功したんだろう。
ブリッツの方も撤退命令が出され、そしてオレが何もしてこないからか特に攻撃も仕掛けずにその場から離れていった。まあ、後ろは絶対に見せずにだが。
バスターもオレに何もせずにデュエルを回収しながら撤収していった。
何とかなったな…まあこれから先、今回以上の戦場を戦い抜かないといけないんだ。ここで死ぬようじゃやっていけないからな。
…というかデュエルのパイロットは…多分イザークだと思うが生きているんだろうか?しかし生きていたら確実にオレを倒す為に戻ってくるんだろうな。原作通りならかなり執念深いだろうし、生きてなくてもこれからクルーゼ隊には狙われるだろうし…自分でやっておきながら何だか、とてつもなく面倒なフラグ建ててしまったような…
こうして、初のクルーゼ隊との戦闘は終わりを迎えた。途中、被弾した片方のスラスターが壊れ、四苦八苦しながらアークエンジェルへと戻るのだった。
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