機動戦士ガンダムSEED編
第8話
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ト近くの脇腹に直撃し、その装甲はその熱量に耐えきれず黒く焼けきれた跡が残っていた。爆発等は起こさなかったが、あの様子だとコックピット内にも被害はでているだろう。
デュエルのパイロットが原作通りイザーク・ジュールなら個人的な恨みはないが、ここで消えてくれた方が助かる。キラには今回は倒さなくてもいいとは言ったが、本当にパイロットがイザークなら、この世界の後の歴史がオレの知ってる通りなら低軌道会戦で避難民の乗ったシャトルを撃墜するという暴挙をやらかすからな。本人は民間人が乗ってるとは思わなかったんだろうが絶対に防げる自信がない以上ここで排除した方が確実だ。
デュエルの動きが停まったのを確認し、すぐさまスラスターの出力最大でバスターの元へと向かう。
バスターはガンランチャーと火線ライフルでこちらを砲撃してくるものの、その狙いは先程より雑になっていた。
元凶はオレであるとはいえ、自分の手で親友を殺してしまったかもしれないことに動揺しているのか…だが、ここは戦場だ。感情に流されると死ぬのは自分だぞ。
突撃機銃でバスターを銃撃するが、バスターよりミサイルが発射され全て撃ち落とされる。だが、それは悪手だな。
ミサイルで迎撃したことにより爆煙が両者の視界を包む。しかし、その瞬間に下方向へ下降し、突撃機銃とバズーカを発射する。
バスターは後方に避けるが、オレはそのまま銃撃の手を緩めずに接近していく。バスターは迎撃する暇もなく徐々に銃撃が装甲に当たり始めていた。
よほど焦っていたのだろう。バスターは上へ上昇することで銃撃を避け、二つの武器を連結して散弾砲の形態に変え、こちらに向けて構えた。
だが、はっきりいってここまで近付かれているのにそんなモーションの長い動きをすると正に隙だらけなわけで…。
散弾砲から放たれる砲撃を軽々と避け、バズーカをバスターに向けて構え、トリガーを引こうとする。
だが、バスターに向けてバズーカを構えた瞬間何もない筈の左側からビームがこちらに発射されたのだ。
バズーカはそのビームが直撃し、大きな爆発を起こしながら破壊されてしまった。
爆発により一瞬動きが鈍くなったのを見逃さずバスターは散弾砲でジンを攻撃してくる。何とか斜め上へ退避することで当たらずに済んだが、見えない攻撃はまだ終わっていなかった。
何もない筈の空間より幾つものビームがこちらに向けて放たれたのだ。
この攻撃は多分ブリッツか。あれから復活してミラージュコロイドを使ったっていうわけか…面倒なことになったな。
一応避けることはできるが、完全に攻撃で先手を取られる上にレーダーにも映らない為どこから攻撃されるかわからない、次に攻撃された時失敗してやられてしまうのではないかという不安が募っていく。見えないということがこれほど恐ろしいことだとは
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