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転生特典をもらっても全て得になるとは限らない
機動戦士ガンダムSEED編
第8話
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一旦言葉を切りながらさらに理由を補足する為、再び喋りだす。

「その点オレは傭兵暮らしが長いんでね。時間稼ぎ位なら最新型三機相手でも一人でやれる自信はありますよ。まあオレの戦闘見たことがないから信用できないでしょうが、いくら何でもコーディネイターとはいえ素人のキラにその三機の相手をさせてストライクを奪取。または破壊されるよりはいいと思いますが」
『でも…』
『いいだろう』

オレが説明を終えるとマリューは反論しようと口を開くが、ナタルが通信に割り込み了承の返事をだした。 

『バジルール少尉!?』
『彼の言うことにも一理あります。仮にキラ・ヤマトにG三機の相手をさせても彼の言う通りの事態になる可能性が高い。ならば提案にあったようにストライクの援護に集中した方が得策でしょう。我々は何としてもアークエンジェルとストライクを月本部まで守りきらなければいけないのですから』
『……わかったわ…あまり無茶はしないようにね』
「了解」

そう言ってオレは通信を切った。
かなり危険なのはわかってる。何せ相手はガンダム三機で、パイロットは全員レベルの高い連中だからな。だが、その三機をオレ一人で退けられないようじゃスパロボZの敵達を相手に生き残るなんて夢のまた夢だからな。絶対に負けるわけにはいかないのさ。

「さて、じゃあ行くか」

そうしてオレはジンのスラスターを噴かせ、ガンダム三機がやってくる方角へ移動した。








「来たな」

アークエンジェルの後方から進んでいくと、モニターに何やらデブリとは違う三つの物体がこちらに向かってくるのが見えた。モニターの倍率を上げ、確認すると映し出されたのは地球連合が造りだした五機のガンダムの内の三機、デュエル、バスター、ブリッツだ。
オレは先制攻撃を仕掛けるため近くのデブリに身を潜めながら、バズーカを三機へと構える。だが、どうやらあちらもこちらに気づいていたようだ。オレがトリガーを引く前に散開し、デブリ帯へそれぞれ消えていく。
クッ、もうバレてたか。あっちも隠れたんじゃこちらのアドバンテージが…
そして、離れて行動されると三機の内どれかがアークエンジェルに辿り着く危険性がある。とにかくまずは一機でも見つけださなければと考えた矢先

ビー! ビー! ビー!

敵にロックされたという警告音が鳴り響く。即座にその場から離れるとさっきまでいた場所に一条の光が降り注ぎ、隠れていたデブリを破壊する。
上を見上げるとそこには超高インパルス長射程狙撃ライフルを構えたバスターの姿があった。バスターはオレがデブリから出て、ひらけた空間に出た瞬間、肩部よりミサイルを発射。オレの周りにあったデブリ群を破壊し、爆煙を巻き上げる。
しまった!これじゃ周り
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