第五章 過去との決別 〜ミッドチルダ J・S事件〜
第四話 幻想体系
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で答えは出てきません。彼の魔法について知らなけらばその先へ進むことは不可能です>
声の出処はどこ。私はこのオフィスを見渡す。隅から隅まで目を光らせるが見つからない
<貴女は、彼を知る覚悟はありますか?>
一通り見渡して、正面を向くとそこには
「アルティメイタム?」
<.....>
蒼炎さんの愛機、アルティメイタムがいた。蒼炎さんが忘れるなんてことはないだろうから、六課に置いていったのだろう。まあ、それはともかく
「知る、覚悟があるかって、どういうことよ」
<.....>
アルティメイタムは何も言わない。私の答えを待っているかのように。いや、待っているのだろう
「私は」
深く考えなくても、言葉は出てきた
「私は知りたい。例え、過去に何があろうとも今の蒼炎さんは間違ってる。それだけは断言できるから」
そうだ。私は蒼炎さんに憧れてたんだ。でも、だからこそあんなのを認められるわけがない。自己犠牲の精神?そんなもの犬にでも食わせればいい
<わかりました。ならば全てをお話ししましょう。彼の原点と魔法の全てを>
ーーーーーーーーーーーーーー
生まれは極々普通。親も何かを持っていたわけではないですし、ましてや近くに特別なものが混じっていたわけでもないのです。最初は親から普通の愛情を受け、普通に時が過ぎて行きました
異常が見え始めたのは5才くらいの時。いえ、正しくは明確には、を頭につけるべきですね
言葉を話すようになってから、時々独り言をいっている時があり、彼の両親はまだ小さいからそんなこともあるだろう、とあまり気にしていなかったのですが、ある時近所の人にこう言ったそうです。今日の帰り道は危ないから気をつけて、と
もちろん子供の言ったことです。心配してくれてありがとう、とは言いますが頭の片隅にも留めてはいなかった。そしてその日の帰り道の途中、事故に遭い死亡したそうです。もちろんこの一回では、ただの偶然ということで片付けられました。しかしそういうことが何回も続くと、次第に彼の両親は彼を気味悪がり、それが重なり続けた10歳の時、彼は捨てられました
もちろんお金などを持っているわけもなく。幼すぎるわけでもないので常識的観点から生きるためであろうとも強奪することを嫌悪し、そのまま餓死するのを待つだけでした
そんな中出逢ったのが、????でした。彼は死にそうになっていた蒼炎に手を伸ばし、そこから二人は友となり共に暮らしていました
最初はまた平和でした。互いに初めての友人ということで目一杯遊び、人生を楽しんでいました。けれども長くは続かない。その彼もまた特別なものを持っていました。それにより、大人のつく嘘を指摘。それを繰り返せばまた気味悪がら
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