第五章 過去との決別 〜ミッドチルダ J・S事件〜
第四話 幻想体系
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た
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私....ティアナ・ランスターはこの間の地上本部襲撃及び六課襲撃事件の資料整理をしている
本来この手の仕事は隊長であるなのは隊長かフェイト隊長、前線指揮官として戦闘時は部隊長と相当の権限を持つ蒼炎さんがやるべきなのだけれど、なのは隊長は崩れた六課の整理、フェイト隊長と蒼炎さんは本局にいっている。そのため、私がやることになった
いまは交戦した戦闘機人であろう敵についての報告書と、連れ去られたギンガさんの損傷状況から考えられる現状
についてまとめ終わったところ
少し休憩を入れてから、今度は戦闘記録の検証をする予定
なんとか使えるように簡易修復したオフィスの端っこにおいてあるコーヒーメーカーを使い、コーヒーを入れていると
「ごめんねティアナ。面倒な仕事押しつけちゃって」
なのは隊長が資料を脇に抱えてきた
「このくらいスバルやちびっこたちに比べれば。整理の方は?」
「いったん休憩と、ゲンヤさんから戦闘機人と人造魔導士計画について聞きに行ってくるよ。だから資料整理もう少しお願いすることになっちゃうけど....」
戦闘機人と人造魔導士計画という言葉に私は覚えがある、というだけではなかった
「....この間の戦闘、やっぱり戦闘機人でしたか」
「うん。ティアナはどこまで?」
「スバルから、ある程度は。そのおかげで、今回戦闘機人システムに適応してる幻術を使うことが出来ました」
そう。もし、スバルから戦闘機人システムに関してなにも聞いてなかったら、なにも知らなかったら私たちはあの場で倒れていただろう
「そっか。じゃあそのことも報告書には」
「全部載せてあります。あとで確認してください」
なのは隊長は頷くと
「ありがとう。じゃあいってくるね」
とだけ言って、去った
「私もログ確認始めるか」
そうして、私はあの人の真実に近づいて行った。まずはじめに気がついたのは、能力の特異性だった
この間の戦闘、蒼炎さんが肩にくらった攻撃は確かにバリアジャケットを貫通していた。だというのに次の瞬間はすでに治っていた
よくよく考えてみればおかしい。現代の魔法にはあれだけの大けがを、詠唱も、トリガーアクションもなしに治療することはできない
まあ、これは稀少技能があるとして考えれば問題ない、と思う。でも、そこで引っかかったのは模擬戦の時の行動だ
あの日、私が気を失って居た時の状況はスバル達に聞いたし、クロスミラージュの録画も見た。だから大体の状況は把握している。私を庇って防御したあと、なのはさんとエアレ
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