第四十四話 薊達の決意その二
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るけれど」
智和自身の面識のこともここで言うのだった。
「とにかく知らないことはない」
「何でも知ってるのか」
「そう、そうした人だから」
「ひょっとしたらか」
「君達のこともわかるかもね」
「だといいがな」
「僕の祖父もあの人と知り合いだったんだ」
智和はこのことも話した。
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