暁 〜小説投稿サイト〜
フェイト・イミテーション ~異世界に集う英雄たち〜
ゼロの使い魔編
第二章 天空の大陸 アルビオン
トリステインの王女
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に任務を与えるのは間違っている。」
「で、でも、私にはもう・・・」
言葉を詰まらせるアンリエッタ。彼女自身も分かっているのだろう。大切な友人を死ぬかもしれない戦場に送り出すということに。
しかしルイズは納得がいかなかった。これは姫様が直々にお願いしてきたことなのだ。貴族として、それに応えるのは道理ではないか。
「アンタねぇ・・・」と架に突っかかろうとした時だった。
突然架がルイズの口を塞ぐように、バっと手を翳した。何よ、と言おうとしたが、架はルイズには目を向けず、ドアの方を真剣な眼差しで見つめている。
それにルイズ、次いでアンリエッタも架の行動の意味を察した。ドアの向こうに誰かいる。こちらの話を盗み聞きしようとしているのだ。
「だ―――!」誰、とルイズが声を上げようとしたその時、ドアの向こう側から別の声がかかった。
『貴方たち、そこで何をしているのです!?』
『『『!!』』』
バタバタッ
『うわわっ!』
『ちょ、きゃあ!』
『・・・』
ドサリという音と共に部屋になだれ込んできたのは・・・
「ギーシュ!?キュルケにタバサまで!?何やってるのよ、アンタたち!」
「い、いやあ、まあ」
「ギーシュがルイズの部屋の前にいるものだから、ね。」
「・・・。」
ルイズたちの非難の声と視線に気まずそうに答える三人。(一人は無言だが。)
「失礼、ギーシュが女子寮に入り込んだという情報があったもので・・・っと。」
ただ一人、ヴァロナはよもや姫殿下がいるとは思わなかったのか、状況が理解できず目を丸くするのであった。
人数はかなり増え、七人での話し合いとなった。尤も、ギーシュら三人は事の顛末をほとんど聞いていたため、説明を改めてする必要があったのはヴァロナ一人であった。
ちなみに、三人がルイズの部屋の前にいた経緯は、
ギーシュが庭を歩いていると王女と思しき人物が女子寮に入っていくのが見えた。
↓
追ってみると、その人がルイズの部屋入っていった。
↓
聞き耳を立てていると、それをキュルケが発見。
↓
一緒になっているとさらにそれをタバサが発見した。
というわけらしい。ついでになぜ最初に王女だと分かったかについては、「麗しき姫殿下の放つオーラをこの僕が見間違えるはずがない!」とのこと。変態かお前は。
「お話は全て伺いました、姫殿下。」
優雅にアンリエッタの前で跪くギーシュ。伺うというか盗み聞いたんだろうが、というコメントはルイズ、架、ヴァロナの心の中。
「このギーシュ・ド・グラモンもお力になりましょう。」
「グラモン?あなた、あのグラモン元帥の・・・」
「息
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