第百二十二話 娘
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。ヴィヴィオちゃん」
そう言って上げたなのはの顔は笑顔だった。
しかし、その笑顔は誰から見ても痛々しい笑顔だった。
未来のユーノが幸せに生きているという嬉しさと優しさ。
……自分の本当の気持ちに完全に気付いていないが故の苛立ち、怒り、困惑、悲しみ……様々な感情がごちゃまぜになった笑顔だった。
痛々しい表情を見ていられず大輔達がプイッと顔を逸らした瞬間。
ヴィヴィオ「なのはママーーーっ!!」
ヴィヴィオがなのはに突撃した。
なのはのことを“ママ”と呼んで。
なのは「………え?」
フェイト「なのは…ママ…?」
アリサ「ごめん、ヴィヴィオ。今何て言ったの?」
すずか「気のせいかな?なのはちゃんのことをママって…」
空耳かと思い、もう一度聞き直す。
ヴィヴィオ「なのはママはヴィヴィオのママだよ?」
沈黙。
そして…。
全員【っっっ!!!!!!?ぬ、ぬわんだっとぅえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!?】
全員の叫び声が海鳴市に響き渡った。
驚愕した子供達はなのはとユーノを見遣る。
ユーノ、なのは「「………………」」
呆然としている二人。
しかし大輔は冷静になると頷いた。
大輔「…うーん。確かに雰囲気はなのはやユーノに似てるような気もするな。」
ツカイモン[確かに…]
ルカ「それにしてもヴィヴィオさんは何故この世界に?」
ヴィヴィオ「あ、ルカ先生〜。」
大輔「ルカが先生?」
ヴィヴィオ「ルカ先生はね、ヴィヴィオに東洋武術って言うのを教えてくれる先生なの。」
スバル「へえ…」
ヴィヴィオ「スバルお姉ちゃんにも色々習ったよ。えっと…キラキラ光る綺麗な石を見つけて。綺麗だったから持って帰ってユーノパパとなのはママに見せようとして手に取ったらいきなりその石が光りだして…」
大輔「ここに来てしまったと…正に俺達が次元漂流したパターンだな」
ブイモン[ああ、懐かしいな。]
自分達もジュエルシードを拾ってこの世界に来たのだから、物凄く彼女に親近感を覚える二人。
賢「とにかく、これはクロノとリンディさんに相談しなければ。」
大輔「ああ」
フェイト「それじゃあ、なのは。ヴィヴィオの相手をお願い」
なのは「う、うん…」
我に返って赤面しているなのはにフェイトが言う。
大輔、フェイト、賢、ユーノがクロノとリンディの元へ行こうとした瞬間。
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