6日目
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。
「もう、失礼ですね!私は別に朝に弱いわけではありません!!」
カオリに連れられ村を歩く。
村長はもうギルドにて待っているらしい。
ギルドまでの道のりは、私が泊まった宿泊施設から一本道なのでそうそう迷うことはない。
カオリがいる理由は念には念をということらしい。
昼。
昼、といっても正確な時間はわからなかったがとりあえず、昼としておこう。
さて、昼になったということで、約束通り、村長との話し合いが始まった。
「さて、エミヤ殿。わざわざ来てもらってすまんのう。お主も疲れておるじゃろうに」
「いや、私のほうこそ、こんな怪しいものに対し。わざわざ時間を省いてもらい感謝している」
「では早速本題に入っていこうかの」
そうして話し合いは始まった。
昨日村長に要求したものは三つ。
一つ、報酬がでるまでの数日間とは言わず、しばらくの間この村での滞在を許可してほしい。
二つ、私の身分の証明できるものを作ってほしい。
三つ、私になんでもいいので職を紹介してほしい。
「一つ目に関しては昨日も言ったとおり村のものに危害を与えなければよいぞ。二つ目に関してはギルドに登録すれば解決するじゃろうて」
そういいながら一枚の用紙を差し出してきた。
「これは?」
「これはギルドに登録するための用紙じゃよ。この紙に、自分の名、性別、年齢を記入し血判をしておいてくれればよい、後のことは職業欄はあとで付け足すことが可能じゃから未記入のままでよいぞ」
「で、三つ目に関しては……まあ、お主の武器適性を見てから応相談ということでどうじゃろうか?」
「武器適性とは?」
「武器適性とは人が生まれ持った能力のようなもんでの。適性がある武器を使用すればその武器のもつ潜在的な力を使用できるとされており、逆に適性のない武器を使用すればその武器の能力自体が著しく低下するとされておる」
なるほど、話を聞く限り武器適性とはクラス適性みたいなものと理解すればいいのであろうか。
「なるほど。しかし、なぜ武器適性を調べてから仕事を紹介という流れなのかね?聞いた限りでは武器適性はいわば戦闘系の職に就いたものが必要となってくるもので、非戦闘系の職に就くものにとっては関係ないであろう?」
「そうでもないんじゃ。武器適性と職業は密接に関わっておるんじゃよ」
そして、村長が武器適性と職業との密接な関係について教えてくれた。
まず、武器適性は大きくわけて四つにわけることができるらしい。
剣や刀、双剣など刃物類を扱うことに適性があるもの。
ハンマーや笛などの鈍器類を扱うことに適性のあるもの。
弓などの遠距離武器に適性のあるもの。
そして、ランス系統に適性のあるものなどがいる。
また、自分にあった適性
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