暁 〜小説投稿サイト〜
ワンピースの世界に
9話
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と目に涙を溜めて見上げているハンコックと目があった。

(この顔は反則だろ!!!)

ハンコックの手を握り返し・・・話し始めた。

「俺はな2年後、弟の船に乗って海賊になる約束をしてる」

「そなたが、海賊に?」

「ああ、大事な約束だ」

今までに何度もした話をハンコックに話した。

子供の頃の記憶がない事ルフィ、エース、サボの3人で兄弟の盃を交わした事、弟達の力に成るべくレイリーの元で修業して力を得た事を話した。

「レイリーの元で修業している間にも、ヒューマンショップを襲って金を得たりもした。人攫い屋を潰したり、賞金首を捕らえたりもした・・・女遊びもな」

「・・・・・・」

「ルフィとの約束の時まで強くなりたいと思ったのもあるが、好き勝手に生きてみたいと思ったってのもある・・・まぁ、何が言いたいのかは・・・俺は自分勝手な人間だって事だ」

「そんなことは・・・解っておるわ」

「ん?」

「そなたが女好きで、自分勝手な人間なのもわかっておる」

「そうか」

「それでも、わらわは・・・そなたの事を想っている」

「俺もハンコックの事は好きだよ。でも、この好きが友としてなのか女としてなのかは、まだわからない・・・それでもいいのか?」

「仕方ないであろう・・・ただ条件がある」

「条件?」

「この島にいる限りは・・・わらわだけにせよ、よいな」

「わかった、約束する」

「ならば、よい」

そう言ってハンコックが唇を重ねてきた。

何度も口付けを交わしたあと、カイトはハンコックを抱きかかえてベッドに運ぶ。

「カ、カイト・・・」

「ん?・・・どうした?」

「ま、前にも言ったが・・・わらわの背中には・・・」

「ハンコック、俺が気にすると思うか?」

「・・・ふっ、そうだな」

「全部引っ括めて、愛してやる」

「そうか・・・頼む。ただ、明かりは消してくれ」

「えぇ〜〜」

「さ、さすがに・・・恥ずかしい」

「わかった、ハンコックの頼みじゃ仕方ない」

「う、うむ」

カイトがハンコックに唇を重ねていき・・・部屋の明かりが消された・・・








翌朝・・・

カイトが目覚めると、隣のハンコックはまだ寝ていた。

(ハンコックって本当に美人だよな・・・じっくり見てるとまつげ長いんだな、髪もサラサラだし・・・ちょっと触ってみよ)

カイトがハンコックの髪をいじっていると・・・

「ん・・・やぁ」

そう言って抱きついてきた。

(か、可愛い・・・)

しばらくして、ハンコックが目覚めた。

「う・・・ん・・・」

「おはよう、ハンコック」

「う
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