9話
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
と目に涙を溜めて見上げているハンコックと目があった。
(この顔は反則だろ!!!)
ハンコックの手を握り返し・・・話し始めた。
「俺はな2年後、弟の船に乗って海賊になる約束をしてる」
「そなたが、海賊に?」
「ああ、大事な約束だ」
今までに何度もした話をハンコックに話した。
子供の頃の記憶がない事ルフィ、エース、サボの3人で兄弟の盃を交わした事、弟達の力に成るべくレイリーの元で修業して力を得た事を話した。
「レイリーの元で修業している間にも、ヒューマンショップを襲って金を得たりもした。人攫い屋を潰したり、賞金首を捕らえたりもした・・・女遊びもな」
「・・・・・・」
「ルフィとの約束の時まで強くなりたいと思ったのもあるが、好き勝手に生きてみたいと思ったってのもある・・・まぁ、何が言いたいのかは・・・俺は自分勝手な人間だって事だ」
「そんなことは・・・解っておるわ」
「ん?」
「そなたが女好きで、自分勝手な人間なのもわかっておる」
「そうか」
「それでも、わらわは・・・そなたの事を想っている」
「俺もハンコックの事は好きだよ。でも、この好きが友としてなのか女としてなのかは、まだわからない・・・それでもいいのか?」
「仕方ないであろう・・・ただ条件がある」
「条件?」
「この島にいる限りは・・・わらわだけにせよ、よいな」
「わかった、約束する」
「ならば、よい」
そう言ってハンコックが唇を重ねてきた。
何度も口付けを交わしたあと、カイトはハンコックを抱きかかえてベッドに運ぶ。
「カ、カイト・・・」
「ん?・・・どうした?」
「ま、前にも言ったが・・・わらわの背中には・・・」
「ハンコック、俺が気にすると思うか?」
「・・・ふっ、そうだな」
「全部引っ括めて、愛してやる」
「そうか・・・頼む。ただ、明かりは消してくれ」
「えぇ〜〜」
「さ、さすがに・・・恥ずかしい」
「わかった、ハンコックの頼みじゃ仕方ない」
「う、うむ」
カイトがハンコックに唇を重ねていき・・・部屋の明かりが消された・・・
翌朝・・・
カイトが目覚めると、隣のハンコックはまだ寝ていた。
(ハンコックって本当に美人だよな・・・じっくり見てるとまつげ長いんだな、髪もサラサラだし・・・ちょっと触ってみよ)
カイトがハンコックの髪をいじっていると・・・
「ん・・・やぁ」
そう言って抱きついてきた。
(か、可愛い・・・)
しばらくして、ハンコックが目覚めた。
「う・・・ん・・・」
「おはよう、ハンコック」
「う
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ