9話
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わ」
カイトは部屋を出て8人が待つ場所へ行き、アマゾンリリーで匿って貰える事を話し居場所は言わない事を条件に家族宛の手紙を届けることを約束した。
船の準備や手紙を待ったりで3日が過ぎた・・・
明日、島を出る事を伝えて部屋で休んでいたら夜遅くにソニアとマリーがカイトのもとを訪れた。
「遅くにごめんなさい」
「いや、大丈夫だ。どうかしたか?」
「カイト・・・単刀直入にきくわ」
「あ、おう(なんか鬼気迫る感じだな)」
「「姉様をどう思っているの?」」
「・・・・・・はぁ?」
「だから、姉様をどう思っているのかを答えて。カイトが明日島を出ると聞いてから、塞ぎ込まれて・・・」
(これは・・・下手なことは言えないな・・・)
「むずかしいな」
「「えっ」」
「ハンコックはいい女だと思う、外見は凄い美人だしな。時折見せる照れた顔なんかは可愛いと思うし、見てても話しても飽きない・・・3日程しか過ごしてないが、本当に良い女だと思う」
「じ、じゃあ」
「まあ待て・・・俺はハンコックの事は好きだ。でも、この好きが友としてなのか女としてなのかは、正直わからない」
「「・・・・・・・・・」」
「ハンコックは今どこにいるんだ?」
「部屋で休んでいるわ」
「ちょっと話ししてくるな、このまま別れても駄目だろう」
「お願いするわ」
「姉様をお願いね」
「ああ、ちょっと行ってくる」
カイトは部屋を出て、ハンコックのいる部屋を目指した。
(シャボンディで女遊びが過ぎて感覚がマヒしてんのかな?この3日何処に行くのもハンコックが傍にいたし、俺と仲良く話しただけで石にされた戦士も何人かいたな・・・説得して戻してもらったけど、考えてもわからん・・・直接会って話せばいいか)
部屋に着き、扉をノックする。
「だれじゃ」
「俺だ、カイトだ」
「カ、カイト・・・よ、よいぞ、はいれ」
「あ、ああ・・・お邪魔するよ」
中に入ると、酒を飲んで朱に染まった顔を直視してしまった。
(うわっ・・・色っぽすぎるだろ)
「酒を飲んでたのか?」
「ああ・・・寝付けなくてな、飲むか?」
「いただくよ」
ハンコックの横に座り、注がれた酒を一気に飲み干す。空になったグラスに酒が注がれた。
「ハンコック・・・この3日ありがとうな。本当に助かった、俺の連れてきた奴らも、安心して任すことが出来る」
「きにするな・・・わらわはそなたを気に入っただけじゃ」
「そうか」
グラスの酒を半分飲み・・・
「明日、島を出る」
「ああ・・・わかっておる・・・」
ハンコックがカイトの手を握ってきた、横を見る
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