9話
[2/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
べき事をするよ)
海軍本部、訓練場
「先生・・・カイトさんの手配書ですか?」
「ああ・・・アイン、カイトが船から降りる時に言った言葉を覚えているか?」
「はい・・・弟達の為ですよね」
「そうだ、スペード海賊団船長のエースはカイトの弟だそうだ」
「はい、そう言っていたと聞いています」
「本当に兄弟のために、世界を敵に回しやがった」
「・・・・・・」
「これは俺の独り言だ・・・敵であれ味方であれ、一本の筋を通す男は格好良いな」
「はい」
「独り言だ・・・人に言うなよ」
「はい」
(今度会うときは敵同士だが・・・美味い酒が飲めそうだ)
シャボンディを出港して、レイリーに渡されたエターナルポースを頼りに元奴隷8人を匿ってもらえる可能性のある場所を目指していた。
目指す先にあるのは『女ヶ島・アマゾンリリー』
(受け入れてもらえなかったら、どうしよ。・・・いまルフィの事言っても訳わかんないだろうしな、引き受けた以上は知らん振り出来ないし・・・何より船が狭すぎる、3人乗りの船に9人だからな・・・間違いを起こす前になんとかしないと)
ここの来るまでに、カイトは彼女たちに向かっている場所の説明をした。
全員が『逃亡した元奴隷』よりかは、遥かにマシだと女ヶ島に行くことを承知してくれた。
遠くに女ヶ島が見えた時、こっちに近づいてくる海賊船が見えた。
(あの船って海賊女帝のやつだよな・・・海蛇?だったかな船を引いているのは)
海賊船がカイト達の船に隣接し、船から声がした。
「止まれ、これ以上島に近づくことは許さない」
声と同時に、数人の女性が弓を構えながら現れた。
「待ってくれ、敵対するつもりはない。海賊女帝・ボア・ハンコックに手紙を持ってきた、それを渡して欲しい」
「手紙?」
「ああ、冥王シルバーズレイリーからだ(師匠の名前を出せば大丈夫だろ・・・たぶん)」
レイリーの名を出すと、彼女達の後ろから大柄な2人の人物が現れた。
「レイリーから?」
「懐かしいわね」
(あれって、ハンコックの妹だよな・・・名前がわからん)
「そこの男、手紙を持って上がってこい」
「ああ、わかった」
カイトは船の中に、このまま待つように伝えて海賊船に飛び移った。
「俺はカイト、レイリーの弟子だ」
「あ、あなたは・・・」
「ん?・・・これが手紙だ」
そう言って、緑色の髪をした女性に手紙を渡した。
(なんだ?・・・みんな俺の顔を見て驚いてる)
「少し待ってて、姉様に渡してくるわ」
「頼む」
手紙を渡してからも、何故かジロジロと見てくる。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ