第三十九話 超電磁砲組・アイテム組と木山先生
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て昨日言ったでしょ」
「昨日も超言ったような気がしますが……、どこの格闘家ですかっ!!」
俺が答えると、絹旗さんは昨日と同じツッコミをしていた。よく考えてみると、今回こそ前置きに『超』が入っているが、昨日の時はその前置きが無かったので入ってなかったはずである。昨日は『超』を付け忘れるぐらい余裕が無かったと言うことだろうか。
「まあまあ。あ、来た。おーい、佐天さーん」
昨日と同じように絹旗さんを宥めつつ、窓の外を通りかかった佐天さんに手を振りながら声を掛ける。さすがに俺の声が聞こえたのかどうかは分からないが、佐天さんは気付いてくれて初春さんと一緒にファミレスに入ってきた。
「神代さん、何してるんですか。御坂さんや白井さんも居ますけど、こちらの人は?」
「白井さん、皆で集まってどうしたんですか? それと、こちらの方々は?」
「レベルアッパーの件でね」
佐天さんと初春さんがそれぞれ俺と白井さんにほぼ同じ事を聞いてくるので、取り敢えず俺が小声で答える。
「え? レベルアッパー見つかったんですか?」
「いえ、それはまだなのですが、こちらの方々からお話を聞いておりましたの」
俺の言葉に佐天さんが聞いてくるが、それには白井さんが答えていた。
「まず、紹介しますね。こちらは佐天さんと初春さん、ウチの同級生で初春さんは白井さんと一緒にジャッジメントやってます」
「どうも、初めまして。佐天涙子です」
「初春飾利です、よろしくお願いします」
一応、佐天さんと初春さんから聞かれたことは俺と白井さんで答えたことになるはずなので、俺は佐天さんと初春さんを木山先生やアイテムの二人に紹介する。
「それから今度はこっちね。ウチの友達で例の研究所でレベルアッパーを知らない内に聞かされてた仲間、絹旗さんと滝壺さん。そしてこちらの方が大脳生理学者の木山先生。レベルアッパー関連で何か手がかりが掴めないかと色々話を聞いてる途中だったのよ」
今度はアイテムの二人と木山先生を佐天さんと初春さんに紹介しつつ、御坂さんや白井さんが一緒に居る理由も説明しておく。
「あー、そうだったんですかー」
「それで初春さん、レベルアッパーについて何か新たな情報は無い?」
俺の説明に納得の声を上げてくれた初春さんに、折角なのでそのままの流れで尋ねる。
「それがですねー、レベルアッパー使用者とみられる人たちの書き込みがある掲示板をいくつか見つけてはいるんですが、今の所特に新しい情報はありませんねー」
「そっかー、だとしたら、取引現場でも特定してジャッジメントとして白井さんに押さえて貰うしか無いでしょうね」
初春さんもレベルアッパーそのものを入手するには至ってないようなので、俺
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