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ブラック・ブレットー白き少女
会議と再会と邂逅と
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されている場合はほぼ、確実に出現します」

 蓮太郎はつい先日の延珠の言葉を思いだし、ステージVのガストレアを倒したのは、危険だったからなのかと納得した。

「しかし、これらに該当している場合でも現れないこともあります。そして、モノリス周辺を警備している人達からの、モノリスの外へ出ていく目撃情報などもあり、他のエリアにも行っている可能性がたかいです」

 単騎で他のエリアまで行く。

 その過酷さは、民警である彼らが一番よくわかっていたものだから、脂汗を流す者もいた。

「そして最後に、
 彼女は必要とあらば手段を選びません」

 この言葉だけでは理解出来ていない者のほうが多かった。

「以前、外周区にて『呪われた子供達』を殺そうとしていた人達がいました。恐らく、ただの気晴らしくらいにしか思っていない様な人達でしょう」

 蓮太郎は心当たりがあるからこそ、ムカついたのだった。

「そして彼女は…………なんの躊躇いもなくその全員を殺害しました」

「!!」

「普通に会話が出来たという報告があることから、人間嫌いということではなく、敵意には敵意を、害意には害意を、友好には友好をといった感じでしょう」

「…………彼女が今回の件に関わってくる可能性は?」

 木更が躊躇いがちに聞くと、

「ないとは言いきれません。どんなものかは把握していませんが、彼女は常に何かしらの目的があるようですから。敵になるか味方になるかは分かりませんが」

 蓮太郎は嫌な予感がしたのだった。


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「へくちっ!」

 場所は変わって外周区。

 時間は夕暮れ。

 アリスはお面を外した状態で、大量の食べ物と愛用のバラニウム製の大剣がのっている大きなリアカーを引いているところでくしゃみをした。

「何処かで私の噂でもしてるのかね」

 噂どころか、民警の社長らが集まって、秘密会議の様なことをしていたのだが、アリスはそのことを知るよしもなかった。

 しばらく歩いて、マンホールの前で止まると、そのマンホールをノックし始めた。

 すると、

「なにー?…………アリスお姉ちゃん!」

「久しぶりだねマリア」


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「久しぶりですね、アリスさん」

「さん付けはやめてくださいよ…………長老」

 マリア会ってから、約一時間後、アリスはようやく長老ーー松崎と会うことができた。

 何故、一時間も立ってしまったかと言うと、マリアが大声を出したせいで、マンホールチルドレンになっていた『呪われた子供達』が全員がアリスが来た事に気付き、群がってきて、なかなか離してくれなか
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