第一部
第六章 〜交州牧篇〜
六十六 〜冀州にて〜
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「お師様。……わたくしは、本当に務まりますでしょうか?」
青菜に塩、という風情の麗羽。
老爺の言葉が、よほど堪えたのであろう。
「過去は消せぬものだ。それに向き合い、やり直す覚悟もぐらついたか?」
「……正直に言えば、不安ばかりですの。お師様が今でも慕われているこの地で、わたくしが州牧として務まるのか、と」
何か、良き手立てはないものか。
行く手を睨み付けつつ、思案に明け暮れる私であった。
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